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弔side
最初に逢った時の印象は”おかしなガキ”だった
『ねえねえ、お兄さんどうしたの？』
なんだ？このガキ？
「あぁ、なんだガキか...近寄んな」
『やだ！』
はぁ！？
「はぁ！？聞こえなかったのか。」
『いや、聞こえたよ。』
いや、聞こえてんなら離れろよ
「なら、なんで...」
『暇だから』
暇て...
「俺の個性を知ってもか...」
どうせ、こいつも俺の個性知ったら逃げていくだろ...
『お兄さん、なんて個性なの？』
「”崩壊”触った物質を崩壊させる能力。強度に関係なく壊せるんだ。...つまり」
『人も殺せるってこと？』
「あぁ、そうだ。」
『大変そうだね。生活しにくそう...』
..いや....は？
「は？なんも言わないのか。敵向きだとか、近寄るなとか。」
こいつおかしいだろ。殺せるのも分かってるせに意味わからん..
『ん〜、言わないし、はなれないよ？だってね...』
『お兄さん僕殺そうとしてないから！』
..こいつ何言ってるんだ？
「はぁ？」
『いや〜ね？殺そうとしてるんだったらもう、殺そうとしてるでしょ？でも、してないから！』
そうとは限らないだろ...
「いや、もしかしたらイラついて殺すかもしれないだろ。」
『そんなことは、ほっといて！！お話しよ！』
はっっおかしな奴だな...
「...ふっお前変わったやつだな。俺は死柄木 弔 お前の名前は？」
『結夜気 Aよろしくね！』
弔「ああ、よろしくな」
こいつなら大丈夫だろ...
紅「お、いたいたお〜い！A！」
こいつ、親がいるのか
...親は反対とか馬頭するだろうな
弔「...親か？」
『うん、そうだよ！大丈夫父さんたちもほとんど僕と同じ考えだから』
どうだかな...
静「探したのよ。あれその子？お友達かしら？」
『うん、さっき会って友達になったんだ！』
..”友達”か嬉しいな
静「そうなの？ありがとAと友達になってくれて」
弔「いや...べつに...」
静「あっ！そうだわ！一緒に私達の家でご飯食べない？」
弔「いや......」
..だめだろ迷惑だし....それに個性を知ったら離れるだろ...
『母さん、父さん。ちょっと』
....っっ！！？まさか！！！
”個性”について話しているのか！？
「....っ！..ぁ」
...いやだ...やめてくれ
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作者名：harukaze | 作成日時：2020年5月31日 20時
