森本刑事の恋愛日記４

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現場から研究室に戻って、皆さんに今回のことを報告する。




丸屋「森本刑事が？」

藤堂「傷は深いんか？」

朝顔「肝臓まで、達しているそうです」

絵美「ひどい…」

朝顔「手術で出血は止まったようですが、まだ………

意識が戻らないんです」

牛島「そうなんですね…」

朝顔「Aちゃんが見つけたらしくて、昨日からずっと病院に付き添ってます。

しばらく……こっちに来てもらうのは無理そうですね」

絵美「そう…」

光子「………大丈夫かな、A」







Aちゃんは母親を目の前で亡くしてるし、

森本さんまで命の危機に晒されて………



きっと、すっごく不安で、すっごく怖いはず。



側にいてあげたい。





でも今の私がやることは、三田村一家殺害事件、柴山繁さん殺害事件について調べることだ。




待っててね、Aちゃん。









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いつの間にか外は明るくなっていて、病室には平さんが訪れていた。




琢磨を見つめる平さんの顔は、いつもの優しい笑顔ではない。








忍「…係長」

朝顔「……Aちゃん、」

『………朝顔せんせ、』





そこへ、山倉係長と朝顔先生の姿も。




朝顔先生は私のそばに寄ってきてくれて、さらに肩をさすってくれた。


『すみません、お仕事、勝手に休む形になってしまって、』

朝顔「いいの、気にしないで。森本さんの側にいてあげて」






朝顔先生は、本当に優しい。


いつまでその優しさに救われればいいのだろう。



そんな朝顔先生と出会わせてくれたのも、琢磨なんだよ。









山倉「死ぬなよ。お前を解剖室で見たくない」




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