森本刑事の恋愛日記２ (ページ36)

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どうして警察なのに、桑原さんのことを信じてくれないんだろう。

それに、朝顔先生のことも悪く言うなんて、許せない。

茶子先生が静かに椅子を引いて座った。

茶子「…………光子先生、この事件引き継いでください。

光子先生は解剖に立ち会っていらっしゃいます、私より適任です」

光子ちゃんに頷いた朝顔先生を見て、了承した光子ちゃん。

茶子「藤堂先生、ご遺体の情報を再度洗い直していただけますか、私も付き添います。

絵美先生は桐谷さんの骨折の状態を調べ直してください。

Aさんも、絵美先生と一緒に。

高橋くんはご遺体お2人の血液検査の範囲を広げましょうか。

そして…………………朝顔先生、」

朝顔「、はい」

茶子「光子先生のサポートをお願い致します。

死体検案書に、サポートをする者の氏名を書く欄はございません」

『なるほど…………』

藤堂「よう思いつきましたね」

茶子先生は、本当にすごい。

誰も置き去りにしない。

茶子「朝顔さんは自分の夫が疑われても私情を挟む方ではありません。私が保証いたします」

朝顔先生が茶子先生に頭を下げた。

茶子「さあ皆様、どうぞいつものように？

徹底的に？調べていただけますか？」

「「「はい」」」

これからだ。

これからが、勝負だ。

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