��6話 ページ28
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今日は朝から、不吉なニュースが続いている。
警察官を襲った男が拳銃を持ったまま逃走。
それだけの文字だけど、鳥肌を立てるのは簡単で。
また、その事件のせいで小学校も保育園もおやすみになっているみたい。
恐怖心をどこかに置いたまま、私はいつものように研究室に来ていた。
そして、千円くんが机の上を走る様子にきゃっきゃするつぐみちゃんと光子ちゃん、高橋さん。
朝顔「今日はごめんね」
『いえ、私のこと覚えててくれて嬉しかったです』
朝顔「ありがとう」
するとそこへ、大輔くんを連れた絵美先生と藤堂先生が出勤してくる。
藤堂「うちも休校やねん」
絵美「大輔、みなさんに挨拶して」
大輔「ご無沙汰してます」
つぐみ「ご無沙汰してます」
高橋「父親に似ないでちゃんとしてるな〜」
安岡「いくつになったんだっけ？」
大輔「10歳と3ヶ月になりました」
『細かい…笑』
ちゃんとお辞儀してくれるし敬語使ってくれるし、本当にしっかりしてる大輔くん。
きっと絵美先生の教育が良いんだろうな。
絵美「大輔ここに座って」
安岡「つぐみちゃんと大輔くんジュース飲む？」
つぐみ「飲むー！」
『つぐみちゃんはこっち座ろっか』
今にも走り回りそうなつぐみちゃんを捕まえて、大輔くんの椅子の向かいに座らせた。
そして藤堂先生は大輔くんに話しかけるも、無視されてしまう。
藤堂「大輔のゲームのセーブデータ全部消してもうて」
絵美「これで無視3日目よ」
『そりゃ怒るよね？』
むすっとした顔で頷いてくれる大輔くん。
親子って難しい。
すると電話が鳴り、解剖のご依頼が。
高橋さんが電話に応対してくれるも、ご遺体について、詳しいことはわからないらしい。
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作者名：なぽりたん
| 作成日時：2021年5月30日 21時
