森本刑事の恋愛日記２ (ページ17)

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山倉係長に「のほほんとした取調べ」と言われ落ち込んでいた俺だけど、アイスを食べてしまった丈一オジちゃんとのやりとりのおかげで取調べに自信がついた。

そのままの勢いで2人分アイス買ってくるよと言ってしまいコンビニでアイスを購入。

その帰り道、ふと何気なくスマホを立ち上げた。

すると目に入った、開きっぱなしのトークアプリ。

Aさんとのトークルームで、俺の文章が途中まで入力されている。

やっべ、誘おう誘おうって思っておきながら、まだだったな………

歩きながら、頭を必死に回転させる。

自分がAさんに向けてる感情がどんなものか自覚した今、Aさんの名前を見るだけで口角が上がってしまう。

今はちょっとハイテンションだし、このテンションのまま送ってしまおう、と決めた。

文章を何度も作り直して、えいっ！と送信ボタンを押した。

返信、来るか気になるけど。

一旦、スマホと距離を置こう。

そう思ったとき、ちょうど家に着いたのでそのままスマホを見ることなくオジちゃんとアイスを堪能した。

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眠りにつき、ちゅんちゅんと特殊ないびきをかくオジちゃんを横目に、ルーティーンになっている日記を書いた。

そろそろ寝よう、とスマホをいじりながらベッドに移動すると、

「っあ、」

Aさんから返信が来ているのを確認した。

とりあえず心を落ち着けようと思い、布団に入ってからゆっくりと画面を見た。

Aさんお礼なんて大袈裟です。
でもお食事、行きたいです

布団の中で、ガッツポーズをした。

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