11.喫茶店のイケメン ページ12
カ「雨だねぇ…」
貴「梅雨だねぇ…」
窓の外を見ると、ザーザーと降る雨。そう、今は六月。梅雨真っ只中です。
貴「まぁ、雨はいいとして。よくこんな喫茶店知ってたね。高校の近くにも喫茶店あるのに。」
カ「まぁね。ちょっと高校より離れてるけど、こっちの方が落ち着きあるでしょ。」
そう言いながら、おしとやかにブラックコーヒーを飲むカナヲ。私は彼女が恐ろしい。
高校生でブラックコーヒー飲める奴初めて見たんですけど。なんならこの人中学生から飲めてたわ。私は砂糖入れないと絶対飲めない。中一の時、調子乗ってブラックコーヒー飲んで後悔した苦い思い出がある。
カ「Aはいつまでもお子ちゃまか。」
貴「やかましいわ。」
「こちら、お下げしてもよろしいですか?」
貴「あ、お願いしま……」
その後の言葉が出て来なくなった。開いた口が塞がらない。
カ「ごめん…これは知らなかった。竈門先輩からの紹介だから…」
貴「…てっきりわざとかと…」
カ「ガチです。」
貴「なんで時透先輩が…?」
無「バイト。ここの店うちの生徒ほとんど来ないから安心してたのに。」
カ「確かに時透先輩が喫茶店でバイトしてるって噂になったらとんでもないことになってたね…お店側にとっては繁盛して良いことなんだろうけども…」
貴「うん…これは…女殺しだ。」
頭に?マークを浮かべる時透先輩を上から下までまじまじと見る。
無駄に色気を醸し出すウェイター姿。まるで某トリプルフェイスのよう。し!か!も!あの長いサラッサラの髪を一つに束ねていつもと違う雰囲気!顔見知りでも惚れるだろうが!
無「ここで働いてるの、絶対誰にも言わないで。炭治郎にしか言ってないんだから。」
貴「ここ教えて貰ったの竈門先輩なんですけど…」
無「炭治郎…」
額に手をあててため息をつく様もイケメン。
カ「さて、じゃあ私は帰ろうかな。邪魔しちゃ悪いし。」
貴「ちょっと待て、置いてくつもりか?」
カ「塾なんですよ、私。」
貴「あーなるほど。…ん?カナヲって塾入ってたっけ?」
カ「ご馳走様でした!今日は私の奢り!また明日!」
貴「無視すんなぁ!」
無「店内ではお静かに。」
貴「すいません…」
これは…気まずいぞ…!!
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マナフィ(プロフ) - ハイキュー!!さん» 眠れないほど楽しみにして下さってるんですか!?ちゃんと定期的に更新しますのでちゃんと寝てくださいねwむいもゆうも可愛すぎて天使ですよね! (2021年6月17日 6時) (レス) id: c16e9a497f (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 更新楽しみすぎて眠れない!頑張ってくださいね!むい、ゆう、可愛い! (2021年6月16日 22時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
マナフィ(プロフ) - 私の気分はさくらんぼさん» 大好きだなんて…!なんと嬉しいお言葉!!これからも頑張ります!!時透ツインズ可愛いですよね… (2021年4月25日 10時) (レス) id: c16e9a497f (このIDを非表示/違反報告)
私の気分はさくらんぼ - 私こういう物語大好きです!!これからも頑張ってくださいね!時透ツインズ尊い (2021年4月24日 17時) (レス) id: 8517c30d15 (このIDを非表示/違反報告)
マナフィ(プロフ) - 夜空さん» 面白いと言って頂けて嬉しいです!更新楽しみに待っててください! (2021年4月9日 18時) (レス) id: c16e9a497f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マナフィ | 作成日時:2021年1月29日 15時