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ジタバタと暴れて、身体をよじって、それでも休みなく降ってくる平手に、我慢できずに叫ぶ。
侑李も子供のように暴れて泣きじゃくっていた。
「ふぇ、うぇえんっ…やだっ!やだよぉっ…!」
「ヤダじゃない。こら、暴れない!」
バシィンッ! バチィンッ!
「やぁあ゛っ!いたいって!!」
「まったく…3人一緒にいると悪さばっかりだな…」
バチィンッ!
「いやぁ!!っ…だってぇぇ…」
バチィンッ!
「っうあぁあんっ!!」
光とはまた違う怖さに、胸がざわつく。
こんな気持ちになるくらいなら、最初から嘘なんてつかなければよかったと後悔する。
バチィンッ! バシィンッ!
「ごめんなさっ…いたいよぉ!!もうやだぁ…!」
「侑李?裕翔にも言ったけど、俺たちは何でも否定するつもりはないんだよ。だから、嘘なんてつく前にちゃんと言ってほしい」
「ふぇっ…うっ…」
「嘘ついて、人を騙してまで遊びに行こうとするなんて、いけないことだと思わない?」
「…ぅ、んっ…」
宏太の言う通りだ。いけないことに決まっている。
それはわかっていたのに、どうしてかやってしまう。
裕翔と涼介が一緒の時は特にそうかもしれない。一緒に悪いことをする仲間がいると、つい、平気だと思ってしまう。
「悪いことしたらもちろん怒るけど、嘘ついて楽しようとか、最初からそんな風に思ってほしくない」
「…っ、はいっ…」
こくり。頷いて返事をした侑李に、
「反省したなら、もう少しだな」
「!?」
宏太が当たり前のことのように言うので、侑李は驚きのあまり言葉も出ない。
もう十分なほどお仕置きは受けたと思っていた。
「涼介にも、嘘は厳しく叱ってるから。裕翔も侑李も同じことしたんだから、同じだけだよ」
「や、やだ…もうわかったもん…!わかったから!!」
バチィンッ!
「っ!!いたいっ!!やだ!!」
バチンッ! バチィンッ!
「ふぇ…待ってっ…やだっ…!!」
容赦のないお仕置きに、涼介は普段からこんなに厳しくされているのかと侑李は驚くばかりだ。
それから数回平手が落ちて、もうなりふり構っていられずわんわん泣き出した頃、やっと抱き起こされた。
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みつあめ(プロフ) - みゆうさん» リクエストは受け付けておりますので、もうしばらくお待ちいただければと思います。なかなか思うように書けていなくて時間がかかります。 (2021年2月4日 20時) (レス) id: 19e769908e (このIDを非表示/違反報告)
みゆう(プロフ) - 有岡が遅刻してなかなか反省せずに怒られるのをお願いします!侑李と危険な遊びくらいのをお願いしたいです!現実設定でお願い致します。こちらの内容たのしみにしております!お忙しいと思いますが、よろしくお願いいたします。 (2021年1月31日 18時) (レス) id: 7c2230dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
みつあめ(プロフ) - みゆうさん» なかなかお返事ができなくてすみません!リクエストとパスワードについて、長くなりそうなのでメッセージでお返事させてもらいます!マイボードの通知を確認していただけると助かります。 (2020年9月27日 13時) (レス) id: 19e769908e (このIDを非表示/違反報告)
みゆう(プロフ) - FC2ブログの僕らを取り巻く世界のパスワードを、教えていただきたいです。 (2020年9月27日 6時) (レス) id: 7c2230dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか?有岡が遅刻してなかなか反省せずに怒られるのをお願いします!侑李と危険な遊びくらいのをお願いしたいです!現実設定でお願い致します。 (2020年9月24日 17時) (レス) id: 7c2230dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつあめ | 作成日時:2020年9月22日 13時