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その後、無事に最前線部隊のミッションは成功した。
だけど、私と大ちゃん先輩は喜びを分かち合う雰囲気じゃなくて。
モヤモヤしたまま寮に戻って、撃たれかけた腕を山田に治療してもらった。
「お前…また無茶しただろ？」
「い゛ぃっ…！」
腕を捕まれて、わざとらしく消毒液でひたひたの脱脂綿を傷に押し付けられる。
焼けるような痛みは、そこに包帯を巻かれてからも続いてて、思わず山田を睨みつける。
「…なんだよ、あ？お前が悪いんだろ？」
「…だって…」
「死にそうになった奴が言い訳すんな」
山田は今日も怒ってた。
いつもみたいにガミガミ言われなかったけど、治療が終わった私を立ち上がらせて、
ばしんっ！
「いっ…！」
そのままお尻を叩いた。
さすがに今日はめちゃくちゃ怒られると思った。
だって私は散々注意されてるのに無茶をして“死にそうに”なったんだから。
でも、身構えたお尻に2発目は降ってこなかった。
「俺からはこんだけにしといてやる。その代わり…行ってこいよ、大ちゃんとこ」
「っ！」
「たぶん相当怒られるぞ？」
あんな怒ってる大ちゃん見たことないし、って山田は本当に同情するみたいに言うから、私はなんだか怖くなった。
「保冷剤でもなんでも用意しててやるから、十分反省してくるんだな？」
その言い方だと、私、やっぱりお尻叩かれるのかな…。
ますます不安になって、足取りは重くなる。
寮の中、大ちゃん先輩の部屋のドアのノックして、ゆっくり扉を開ける。
「せんぱい…」
「…ん？」
いつもニコニコしてる先輩に、表情がないのなんて初めてだ。
声も、いつもより低い。
「あの…今日、は…助けてくれて…ありがとうございました…」
頭を下げて、次に言わなきゃいけない言葉を頭の中に用意する。
だけど、その言葉は声にならない。悔しくて言えなかった。
「…それだけ？」
静かな部屋に先輩の声が響く。
「“言うこと聞かなくてごめんなさい”、は？」
「っ…」
「……悪いと思ってないんだ…」
ため息と一緒に吐き出すみたいに、呆れたみたいに言われて心が重くなった。
謝りたいのに悔しくて謝れないなんて、本当に子供じゃん…。
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みつあめ(プロフ) - りょうたんファンさん» 薮パパのとこの涼介くんですかね？違反系なので少し内容変えてしまうかもしれませんが、厳しいお仕置きや布団叩きなど…検討してみます！コメントありがとうございました(*´-`) (2018年7月12日 20時) (
レス) id: 9af1721976 (このIDを非表示/違反報告)
りょうたんファン - いつも楽しく読ませてもらってます^ ^ちょっと厳し目なの良いですね！ショタ話好きです笑個人的には、ショタ化（高校生？）の山ちゃんが出来心でタバコ吸っちゃうお話が読みたいです！布団叩きの地獄再び…笑これからも更新楽しみです☆ (2018年7月12日 2時) (レス) id: 40ef0c451c (このIDを非表示/違反報告)
みつあめ(プロフ) - 咲丸さん» ちびゆと、好評で嬉しいです(^^)山田はどっちも似合いますよね！次回はもうちょっと怖いやまパパかもしれません…！移行後もよろしくお願いします！ (2018年7月8日 21時) (レス) id: 9af1721976 (このIDを非表示/違反報告)
みつあめ(プロフ) - ルルさん» せぶん家族、気に入ってもらえて良かったです！1ヶ月後のお話もイメージはできてるので、もう少々お待ちください〜(*´ｰ`*)移行後もよろしくお願いします！ (2018年7月8日 21時) (レス) id: 9af1721976 (このIDを非表示/違反報告)
咲丸(プロフ) - こんにちは!ちび裕翔くん可愛すぎる…。やまパパもいいですね!山田はキーもカーもすごく好きなんで、いろいろ見れて嬉しいです!移行後も応援してます! (2018年7月8日 9時) (レス) id: 5a05328f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつあめ | 作成日時：2018年2月22日 19時
