あ ろっと おぶ…らぶ ▽１

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バチィンッ！パァンッ！！

「いや！いたいぃっ！」

パァァンッ！バシィンッ！

「痛いってばぁ！やだっ…！」


バシィン！バチィンッ！

「うっ…ごめんなさいっ…！」

バシンッ！！パァァンッ！

「あっ、いた…！ごめ、なさいっ…！」



お仕置き中、いつも反抗してしまう知念と割と素直な有岡。
今日は体が入れ代わっているため、真逆の反応を見せる。



バチィンッ！バチィンッ！パァンッ！！

「いた、いぃっ…もうやっ…」

「大ちゃん、反省してる？」

パチンッ！！バシィンッ！バチィンッ！

「んっ…ぐすんっ…」

「(…なんか、おかしい…)」



八乙女は普段「やだやだ」しない有岡が珍しい…と感じつつも、いつもより素直に反省しない態度にだんだんと厳しくなっていく。



バチィンッ！バチィィインッ！

「ふぇっ…いやぁあっ！！」

「現場で態度も良くなかったって聞いてるけど？」

「だ、だってっ…！」



今日の“有岡”は中身が別人だから仕方ないのだ。

態度が悪かったというよりは、知らない現場で萎縮してしまったからそう見えただけなのだが、事情を知らなければ勘違いしてもおかしくはない。



パァン！！バシィンッ！バチィィンッ！

「いたぁいっ！…ふぇぇ…」

バシィンッ！パァァンッ！！

「あぁんっ！…ひかぁっ…もう、おわりっ…」

「反省してないのに何言ってんの」



ぐすぐすと泣きじゃくるだけで一向に「ごめんなさい」が言えない有岡(知念)に八乙女はため息をつくと、再び手を振り上げた。


一方知念(有岡)は…、



バチィンッ！パァンッ！！パァァンッ！

「いたいぃっ！ごめんなさいっ…！」

パァンッ！パチンッ！！バシィンッ！

「っふぇ、いたっ…！」

「(珍しい…知念がすぐに謝るなんて…)



同じく薮に怪しまれながらお仕置きされていた。

いつもより素直なので、そこまで厳しくするつもりはなかったのだが、



「ごめんなさいっ！痛いよぉっ！」

バシィンッ！バチィンッ！

「い゛っ…！」

「…知念、手どけて」

「んっ…む、むりっ…痛いっ…」



知念の体だからだろうか、お尻に感じる痛みがいつもより強く感じて、我慢できずに庇ってしまう。



「もう…庇わなかったら許してあげたのに…」

バチィンッ！パチンッ！！パァァンッ！

「いたぁあっ！！」

バチィンッ！パァン！！

「ごめんってば！ふぇっ…薮ちゃんっ…」



結局、呼び方を意識するのも忘れるくらい厳しくお仕置きされてしまった。

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