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打ちこまれた平手は白石のものよりも厳しく、名取は体を硬ばらせる。
「一刻を争う場だって、わかってて持ってきたわけね？」
バシィンッ！バシンッ！バシンッ！
「…っ、…っあ…く、…！」
緋山の怒りを含んだ声と同じ勢いでバシバシと落とされる平手。
「注意したの4日前なんですけど？」
バシンッ！バシンッ！バシィンッ！
「あ゛っ…！」
「それとも、注意した日から何にも変わってなかったりして？」
「っ…！」
名取の反応に緋山はため息をつく。
なんとなくそんな気はしていたのだが、意外とわかりやすい名取の反応を見て確信した。
「あんた、持ち込まないって約束、ホントに守ってたの？」
「っ…」
「守ってないんでしょ？」
黙り込んでなにも言わない名取に、
「名取！何とか言いなさい！」
バチンと、とびきり痛い平手が落とされる。
「っあ！…っ、うぅ…」
「どうなの？」
「っ…すみません、でしたっ…」
白石の時にあれだけ手こずった謝罪の言葉も、自然と口から漏れる。
それだけ名取は危機感を感じていたのだ。
このままお仕置きされれば、謝ることよりももっと恥ずかしい、泣き顔を晒すことになるかもしれない、と。
しかし、そんな名取の気持ちは知る由もなく、緋山は厳しくお尻を叩き続ける。
バシンッ！！バシンッ！
「っ、う…あ゛っ…！」
「あれだけ言ってわからないなんて…！」
バシンッ！バシッ！！
「っ…く、いたっ…」
「勤務中のスマホ癖も直らないしねぇ？」
バシンッ！バシィンッ！
「〜〜っ…！」
どんなに声を上げるのを我慢しても、叩かれているお尻が痛いことに変わりはない。
その痛みと、いつ解放されるのかという不安で鼻の奥がツンとし始める。
「あ゛っ…ひやま、せんせっ…」
バシンッ！バシィンッ！
「あ゛ぁっ！」
緋山がふと名取の方を見ると、名取は手をぎゅっと握りしめて肩を震わせていた。
そして、
「…ッ、く……ひっ…」
「……！…あんた、まさか泣いてる…？」
「っ！…な、泣いてなっ…」
我慢しようとしていたが溢れてしまった涙に、名取は自分が一番驚いていた。
慌てて涙を拭うも、ポロポロと大粒の涙が零れ落ちて止まらない。
緋山の前で泣いてしまった恥ずかしさから、余計に涙が止まらなくなる。
そして名取は後悔した。
緋山にお尻を叩かれるくらいなら、泣き顔を晒すくらいなら、
ちょっとぐらいスマホを我慢する方がよっぽど良かった、と。
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みつあめ(プロフ) - LEONさん» ありがとうございます！幼児化シリーズも、また書きたいなぁと思ってます(^^) (2018年4月21日 15時) (
レス) id: 9af1721976 (このIDを非表示/違反報告)
LEON(プロフ) - 幼児化シリーズがすきです。チビっこ、かわいいー。 (2018年4月19日 21時) (レス) id: d2b955669e (このIDを非表示/違反報告)
みつあめ(プロフ) - オム岡ライ貴さん» 移行完了しました！これからもどうぞよろしくお願いします(^^) (2018年2月22日 19時) (レス) id: 9af1721976 (このIDを非表示/違反報告)
オム岡ライ貴(プロフ) - ほんとですか！楽しみに待ってます！！ (2018年2月21日 16時) (レス) id: 3d51e6317d (このIDを非表示/違反報告)
みつあめ(プロフ) - オム岡ライ貴さん» まだです(>_<)今日か明日にはできると思います！もう少々お待ちください(笑) (2018年2月21日 15時) (レス) id: 9af1721976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつあめ | 作成日時：2017年10月16日 3時
