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｢翔ちゃんまた明日､ばいばい｣
結局､理由が分らない儘､Aの家に着いてしまった｡
そんなに俺に言いたくない事なのだろうか｡
彼氏に言えない事情となると―｡
駄目だ､マイナスな考えしか出て来ない｡
Aの家から自分の家までの1キロの道のり｡
普段はあっという間の距離も今日は長く感じる｡
約1年間､Aが俺にしていた隠し事はほとんど無い｡
俺から貰ったキーホルダーを壊した事ぐらいだ｡
余程大きな隠し事なら言えるはずがない｡
やっぱり､他に男が出来たとか―｡
あぁ､クソ｡
心底惚れて､手に入れた彼女なんだ｡
易々と奪われてたまるか!
足元の小石を思いっきり蹴飛ばす｡
見事な空蹴り｡
でも､もし､本当に男が居たらどうしよう……｡
立ち止まり､残った小石を見詰めながら考えた｡
明日､Aに訊こう｡
そして､そう決心した俺は再び歩き出した｡
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智菜 - こんにちは！智菜です♪ いい作品ですねっ！ これから、更新頑張って下さい… 応援します！させてください (2013年11月14日 16時) (
レス) id: e285a08572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：榛 | 作成日時：2013年11月4日 20時
