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｢えっ?｣
反射的に訊き返す｡
｢本当は行きたいけれど､忙しくなっちゃうでしょ?｣
確かに､大学生は何だか忙しいイメージがする｡
しかし､すべての大学生が忙しいという訳でもない｡
｢Aが行かないなら俺も行くの止める｣
そう言うとAは首を横にぶんぶん振る｡
｢駄目だよ｡翔ちゃんまで巻き込みたくない｡翔ちゃんは大学行って｣
涙目で訴えるから何も返す言葉が無い｡
｢翔ちゃんは大学に進学｡私は……何しよっかな｣
｢何もする事ないなら進学した方が良いって｣
茜色の空を数羽のカラスが飛んでいる｡
｢だから､忙しくなるから行かないの｣
そんなに忙しい事が嫌な理由は何だろうか｡
｢何で忙しいと駄目なの?｣
綺麗な横顔を見詰めながら問い掛ける｡
｢企業秘密｣
Aは悪戯な笑みを浮かばせてそう言うだけだった｡
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智菜 - こんにちは！智菜です♪ いい作品ですねっ！ これから、更新頑張って下さい… 応援します！させてください (2013年11月14日 16時) (
レス) id: e285a08572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：榛 | 作成日時：2013年11月4日 20時
