THE RAMPAGE PRINCESS

事務所で ページ34

@You


今日は、事務所で打ち合わせがある日。


でもそんな日に、女の子の日が被ってしまった…。




正直座っているのもだるいから、楽屋のソファーに寝転がって、待機中。



慎「 今日2日目でしょ？重いんじゃないの？ 」

『 …ん、重い 』


慎「 お腹は？腰は？ 」

『 どっちも微妙に痛い… 』


慎「 そっか。辛いね 」


そう言って頭を撫でてくれる。



『 ありがと、 』



でも、素っ気ない態度になってしまう。




『 まこ、ちょっとトイレ行ってくる 』

慎「 え？一人で行ける？目の前まで着いてくよ？ 」


『 ん、大丈夫 』

慎「 …ほんとに？ 」

『 大丈夫大丈夫、ありがと 』



一人で行けるから、と言って廊下に出る。



廊下に出て、気づく。



『 ………………トイレ近くないの、忘れてた 』



関節も痛くて、まともに歩けないから壁伝いで歩くも、歩く速度はどうしてもゆっくりになってしまう。






前の方から足音が聞こえて、足音の方に目を向けると、涼太くんと玲於くんがいた。


すぐに壁から離れて、歩く。




玲於「 お、Aじゃん 」

涼太「 何やってんのー？ 」


『 トイレに行こうと思っ………………… 』



行き先を伝えようとしたら、それを遮るように激しい腹痛が襲った。
いきなりの痛みにうずくまる私。



玲於「 おい、A！ 」

涼太「 Aちゃん！ 」


『 ………………………っ…………、…………… 』



まともに言葉も話せなくて、2人を困らせてしまった
。


涼太「 A〜、どうしたの？ゆっくりでいいから教えてくれる？ 」


『 ………あの、…月イチに来るあの日で、……… 』


玲於「 なるほど。1回楽屋戻ろっか？ 」


『 …はい………… 』


涼太「 Aちゃん、立てる？…………、無理か 」



『 ごめんなさい、 』



涼太「 ううん、大丈夫。脇の下ちょっと手入れるね〜 」


玲於「 ランペの楽屋どこだっけ？ 」

涼太「 多分あそこ、こっから近い 」



涼太くんが立てないわたしを抱き上げてくれて、楽屋まで向かってくれる。



＿＿ｺﾝｺﾝ ｶﾞﾁｬ


玲於「 A連れてきた〜 」


慎「 あっ、レオさn……え？ 」



涼太「 失礼しまーす 」




わたしを、さっき転んでいたソファーに下ろしてくれて、ブランケットをかけてくれた。


『 涼太くん、ありがとう、』


涼太「 いえいえ〜。危ないから、気をつけるんだよ？ 」


『 はい、っ 』

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