その3 ページ23
*
さぁ、やって来ました。鎌ヶ谷。
さすがは本州。北海道とは違って、とにかく暑い。そう、とにかく。
そんな中、懸命にバットを降ったり、ボールを投げまくったりしている選手達には素直に尊敬する。私だったら30分でくたばっているところだろう。
それなのに、
「ちはっす！」
「あっ、はい！こんにちは」
彼らはぺーぺーの私にさえ、こんな爽やかな挨拶をしてくれるわけであって。
そうか、これが若いってことか.....。
さして年齢の変わらない選手を見ながら、一人頷く私であった。
・
そんな私に託された仕事は、簡単に言うと怪我人達の状態を見ることだった。そして、彼らの練習メニューを考えたりと...。
もちろんその選手の中には中島選手もいて、
「久しぶりですね、中島選手」
イヤホンを付けながら、ぶらぶらと歩いている中島選手に声をかける。
彼は微笑みながら、こちらの方に手を振る。
「最近遥輝とはどうよ？」
「すぐその話に持って行きたがりますよね・・・」
「まぁ遥輝は可愛い後輩やしな」
「どうもこうもないですよ...。中島選手こそ調子はどうですか？」
「ははっ、良いように見えとる？」
なんて肩をすくめる中島選手。
確かに、腰にがっちりアイシングしてるところを見ると、決して良いとは言えなさそうだ。
「まぁこれから五日間私が付きますので、無理せず頑張りましょう、ということで」
「え？成瀬ちゃんなの？」
「あれ？聞いてませんでした？」
中島選手は驚いたような表情を見せる。
「あ、そうやったんだ。.....遥輝に怒られんなー」
ケラケラと笑う中島選手。まぁその顔は悪ガキのようでありまして。
「...大丈夫ですよ。もう伝えてありますので」
そうなん？と相変わらずケラケラ笑っている。
そんな中島選手に私は苦笑いを浮かべることしかできない。
これから五日間、私は中島選手にこうやっていじられ続けるんだろう。
一人楽しそうな中島選手を見ながら、思いやられる先のことを考えていた。
*
気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのお話実際の時系列と少し異なっているところがあります。
直そうかとも思ったのですが、そうすると上手く進まなくなるのでこのままにしておきました。
違和感を感じている方もいるかとは思いますが、ご理解していただけると幸いです(_ _)
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梓(プロフ) - みやさん» 死ぬほど行きたかったんですけど、用事があって行けないんですー！スカパーにも入ってないので、色々と諦め気味です(笑) (2017年11月23日 20時) (
レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 了解です！ファンフェス近いですねー！梓さんは見に行かれますか？ ちなみに私はGYAORAで見ます(笑) (2017年11月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - みやさん» 選手の名前言っちゃうと住んでるとこ特定されちゃうんで言えないです(笑)他県に住んでいるんですか？北海道寒いけど良いとこなんでぜひ来てみてください！ついでに、札幌ドームで野球見ていってください！(笑) (2017年11月23日 16時) (レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 誰とあったんですか〜？(笑) 羨ましい！ 北海道にいきたい(笑) (2017年11月23日 13時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 | 作成日時：2017年10月30日 22時
