その2 ページ25
*
今日も一日無事に仕事を終え、帰る支度をしながら何気なくスマホを弄っていると、一件の通知があることに気づく。
「石川選手?」
そう、そこには石川選手からのLINE。
こっち来てるんなら飯でも今かん?という内容だった。
ちょっとだけ悩んだけど、石川選手楽しそうだし、断る理由も特にはなかったので、
良いですよ、と送信。
ここから東京に向かうのは少し時間がかかるので、急いで支度を終わらせ、駅へと向かった。
・
・
「成瀬さーん、」
そう呼ぶ声で、ニコニコと手を振る石川選手を見つける。
やっぱりこの選手の笑顔は眩しい、なんて考えながら石川選手のもとへ向かう。
「すみません、時間かかちゃって...」
「ええよええよ、俺が誘ったんやし」
「...ありがとうございます」
「行くか」と言い、私の前を歩きだす。
私も置いていかれないように、追いかけた。
・
西川選手と歩いた時は、なんだか気恥ずかしくて、一歩後ろにいたけれど、
石川選手は、それさえもさせまい、と私の歩幅に合わせて隣を歩いてくれる。
別に西川選手が不親切ってわけじゃないのだが、こういうところは良いなって少しだけ思ってしまう。
「なんで急に鎌ヶ谷来たん?」
「えっと、なんかこっちのトレーナー人数足りてなくて」
「あー、そういうこと」
「はい。...というか、どこで私が来てるってこと知ったんですか」
「遥輝さんから聞いた」
西川選手から?
そんな私のとぼけた顔を見て、石川選手はクスッと笑い、
「どっちにしろ、ありがとうございますやな」
「え?何に対してですか?」
「いろいろ。てか秘密」
私を見て、微笑みながらそう答える。
石川選手はファンの間でとても人気があるのだが、その理由が今明確に理解できた。
(こんな選手と私なんかが一緒に居てもいいのかな?)
そんな考えが夜の街にぐるぐると溶けだした。
*
完全に余談なんですが、私の住んでいる所に応援大使がいるので、先日その選手と会ってきました!(どの選手とは言えませんが、)
もう、めちゃくちゃ格好良かったです(笑)
一緒に写真も撮れたので大満足でした。
本当はファンフェスにも行きたいのですが、諸事情により行けないので、今回のを精一杯楽しんできました。
さらに余談です。
もうしばらく石川慎吾timeが続きます。西川選手のファンの方はしばしお待ちを!
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梓(プロフ) - みやさん» 死ぬほど行きたかったんですけど、用事があって行けないんですー!スカパーにも入ってないので、色々と諦め気味です(笑) (2017年11月23日 20時) (レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 了解です!ファンフェス近いですねー!梓さんは見に行かれますか? ちなみに私はGYAORAで見ます(笑) (2017年11月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - みやさん» 選手の名前言っちゃうと住んでるとこ特定されちゃうんで言えないです(笑)他県に住んでいるんですか?北海道寒いけど良いとこなんでぜひ来てみてください!ついでに、札幌ドームで野球見ていってください!(笑) (2017年11月23日 16時) (レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 誰とあったんですか〜?(笑) 羨ましい! 北海道にいきたい(笑) (2017年11月23日 13時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓 | 作成日時:2017年10月30日 22時