【小説】”普通”の高校生になるはずだった。

第6話#衝撃的な事実 ページ8

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全員分の自己紹介が終わり、先生は満足そうに笑みを浮かべた。


朱｢よし、自己紹介ありがとう。じゃあ、先生達の自己紹介済ませて寮の説明に移ろうか。｣


チョークを手に取り、黒板に自分の紹介をし始める。


朱｢好きな食べ物はチーズとアップルパイ！近所のお店に行ってよく食べるよ。
あと先生ね、葡萄君と賢人君と同じ様に2次元大好きなんだ。今度オタクトークする時は混ぜて下さいねー？｣


葡｢是非！｣ﾆｺﾆｺ


朱｢ありがとう。
えっと、得意な教科は数学、理科、体育だから、この3つだったらいつでもきいてね。先生の嫌いな地理とか世界史は飴村先生に聞いて下さい。ということで、交代！｣


飴村先生にチョークを渡し、今度は飴村先生が黒板に自己紹介を書き始めた。こころなしか、黒板の文字が震えている。


す｢ええっと…私の趣味は、世界の言葉を覚える事と、テレビをみることです。主にドラマや映画をみます。
得意教科は英語や数学、現代文など色々あります。分からないことがあれば遠慮なく聞いて下さい。い、以上です。｣


朱｢はい、ありがとうございます。…いやぁ、先生は嬉しいよ。こんなに優秀そうな暗殺者(アサシン)が入学してくれて。きっと依頼も難なくこなせるんだろうなぁ。｣


1部｢｢…へ？｣｣


朱｢ん？一部の人だけ凄い驚いてるけど…どうしたの？｣


呉｢あの、今先生…私達を暗殺者(アサシン)って言いました…？こ、ここは…”普通”の生徒が集う学校ではないんですか…？｣


朱｢なるほど。知らずに入ってきた子も少なからずいるんだったね。｣


先生は真剣な顔をして語り始めた。


朱｢この学校のF組に集う生徒は普通じゃない。学校が意図的に集めた人達、暗殺者(アサシン)なんだ。そして、授業の中で訓練をして任務をこなす…それがこのクラスがある理由さ。｣


呉｢そ、そうだったんですか。｣


桃｢あ、藍。この事知ってた…？｣


藍｢知らないよ…。どおりで暗殺者の桃と音瀬が奇跡的に同じ学校になった訳だ…。｣


朱｢うーん…このクラスの半数くらいが知らずに入学しちゃった感じかな？まぁ今日は時間が無いので、明日詳しく説明するか、寮でクラスメイトに聞いて下さい。
それでは、ちゃっちゃと寮の説明終わらせて移動しましょう！｣


1部の生徒がポカンとしている中、先生は寮の説明をし始めた。

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