文豪から愛しい貴女へ III

悪い遊戯 <澁澤龍彦> ページ45

華さんリクエスト

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今日はどんな悪戯をしようかしら

そう考えながらソファーに寝転び

”完全悪戯読本“と書かれたノートを読む私がこれまで澁澤さんにしてきた悪戯を書いたノート

だが……実を言うとどれもイマイチ

「ああ、Aか……驚いた」

そう言って軽くあしらわれる

もっと驚くことってなんだろう

そう考えた瞬間、あることが思いついた









「……し、渋澤さん！」

そう言えば澁澤さんは振り返って少しだけ周りを警戒する

「今日は悪戯じゃ……無いんです」

そう言ってそっと歩み寄る

「どうかしたのか？」

「渋澤さん……私、貴方のこと好きですよ」

そう、敢えてデレる作戦

私は普段恥ずかし_______んっんん！悪戯の為にデレない

すると渋澤さんは少し口角を上げて私の頰に手を伸ばす

「それは嬉しいな……ん」

……え

今、き、キスされた！？

「なんだその表情は……誘ってるのか？」

「え、ちょ、違っ」

「覚悟しておけ」

そう言って首筋にもされる

悪戯、失敗









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渋「リクエストありがとう。何、ただ少し悪い遊戯をしただけだ。楽しみに君の悪戯を待ってるよ」

悪魔の仕業 <フランシス・F>→←ずっと待ってる <ジイド>

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