文豪から愛しい貴女へ III

優しい君 <太宰治> ページ20

璃氷さんリクエスト

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太宰said

彼女は私の自 殺を何時も止める

私がポートマフィアにいた時も、今もそう

「なんで自 殺するんですか？」

ある時、彼女はそう聞いた

「……生きる行為に価値なんてあるかい？」

「なら……なら私が、貴方の生きる意味になりますから！」

其処からかな？君の事が気になったのは

自 殺を止める邪魔な人じゃなくて

なのに、君は何故そんな事をするんだい？

「太宰さん……」

「何をしているんだい！やめ給え」

ポートマフィアを辞める時、彼女は私に着いて来てくれた

でも、私は君のことを全く知らない

なんで自分で……手首を切ってるんだい？

「なんで生きてるのか、判りません」

カッターを奪うとそう言って彼女は血の流れる手首を見る

「……君は優しすぎる、何故……何も私に良いわなかったのか、当てようか？私を心配させない為だろ？」

そう聞くと彼女はただ黙る

私は消毒をして手首に包帯を巻いてあげる

「……こっちの方が心配するに決まってる、生きる意味が見つからないんだよね？」

そう聞くと彼女は静かに頷く

その肩は震えていた

私は優しくAを抱きしめる

「……私が生きる意味になってあげるよ、ね？」

あの日に言葉を君にかける

私は君に生きて欲しい

私の生きる意味なのだから……ね









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太「リクエストありがとう。もし迷ったら私に相談してご覧？いいね」

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