文豪から愛しい貴女へ II

争奪戦 <芥川龍之介&樋口一葉> ページ23

月華さんリクエスト

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今日はポートマフィアでお世話になっている樋口先輩とお買い物！

の筈だったのですが

「Aにはこの服が合う」

「な、幾ら芥川先輩でもこれは譲れません！」

「あ、あのう……何故芥川先輩が？」

「決まっている、Aが樋口と出かけると聞いて駆けつけた」

何故駆けつけてるのか判りません

でもそんなの聞いたら失礼だよね

何方も上司だから何もいえない

「Aの肌に合うのは矢張りこれだろう？何故その服になる」

「何を言ってるんですか！Aさんはこういう服は好きじゃないですよ！ね？」

「え、えっと、何方も好きですよ？お二人に選んでいただけるだけで嬉しいです」

お二人が黙ってしまった

この返し方はダメだったかな！？

ちゃんと言った方が良かったのでしょうか

でも何方も本当に好きなんだけど……

「Aがいうのなら、仕方がない」

「ええ、流石芥川先輩です！」

……ん？なんとかなったのでしょうか

「ではA、僕等が払う故に待っておけ」

「え、そんなの悪いです！それにお二人は私の上司で____」

「Aさん、偶には私達に甘えてください！」

「うう……わかりました」

そう言えばお二人は満足げにカウンターへ行く

でもそのあとも食べ物で私はこっちが好きだだとか此方の方が甘いとか争っていた

結果的に何方もいただいたが……今日のお二人はなんだか変だなと感じた一日でした








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樋「リクエストありがとうございます！」

芥「また共に出掛けよう」

樋「な、それでしたら私も！」

芥「うるさい樋口」

樋「すみません！」

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