文豪から愛しい貴女へ II

安眠 <中原中也> ページ20

林檎飴さんリクエスト

*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･' ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*

中原said

「眠れねェ？」

「うう……最近悪夢ばっかり見るの」

可愛い俺の恋人A

只今同居中なのだが、最近寝てない

なんとか寝かせてやりたい

「じゃあ、手前の好きなホットココアだ。あ、飲んだ後歯を磨けよ？」

「はーい」

ココアを飲んでソファーで一緒にゆっくりしていると

「中也さん、一瞬寝たんですけど悪夢で怖かったです……」

「泣くな。一回歯を磨いてこい」

その間に俺は携帯で調べる

「そこに横になれ。安眠できるツボがあるらしい」

とりあえず一通りしてみてAが寝たのでベッドまで運ぼうとするとぎゅっと服を掴まれる

「行かないで……」

まだ寝ている

悪夢でも見てるのか

その手をそっと握り耳元で

「俺は何処にも行かねぇよ」

と言って起こさないようにベッドに横にさせて俺も隣で寝る

その手を握ったまま寝顔を見ていると笑顔だった

これで、多分大丈夫だな

そう思って俺は額にキスした後目を瞑った








*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*

中「リクエストありがとな！ゆっくり寝れたみたいでよかったぜ」

大きな猫ちゃん <中島敦>→←命に代えて <森鴎外>

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す