55《KH》 ページ7
「リョウガ……。」
情けない声が出る
「ほんとに知らないから。自分でなんとかしなっ」
「オレ帰る。おまえは？」
「ボクも」
目を細めて笑ってるヒョン………。
「ん、もお、ジョンウン！また何したのよ。ふたりともゴメンね」
いつの間にか側にいたアリアヌナ。
そんなヌナと、能天気に笑ってるヒョンにムカつきながらリョウガとタクシーに乗り込んだ。
「なぁー」
「ん。」
「聞いてもいい？」
「やだって言っても聞くんだろ？」
「ヌナ……。」
「いきなりかよ」
「どー思ってる」
「好きだよ。」
「どんな風に」
「はぁ？バカにしてんの？」
「答えろよ」
「自分はどーなん 「大切な人だよ」
被せぎみに言った答えは必死で
もちろんそれに気づくリョウガがオレを見つめる。
「……。」
「一番に。」
「ココで停めてください」
「逃げんなよ」
気にせず降りるリョウガ。
「なにしてんの？払いなよ」
は？
「はやく」
料金を払ってオレもタクシーを降りる。
「………。」
「タクシーの中で、言い争い？ってさ？大切とか一番とか必死すぎて洒落になんないよ。まして宿舎なんかで話せるわけない」
あ、。
「でしょ」
「まぁ、」
連れてこられた店は初めてで
だけどリョウガはこなれた感じで扉を開けた
だから当たり前のように優しく聞こえたマスターの
「いらっしゃい空いてるよ」
個室に入ると
なにも言わないのに運ばれてきたワインはオレの好みで
「別にそんなんじゃないから。好み一緒なだけだろ」
「よく来んの？」
「ココで会ったの」
「………そ、なんだ」
「今更だよね。大切とか一番とか」
「………。」
「遅いんだよ。ドンへひょんが、マジなのわかってたんじゃないの？」
「まぁ………。」
「なのにこれ？」
「ヒョンずっと遠慮してたでしょ。気付いてなかったとか言わせなよ。ウネキャップの中の……あれだってドンへひょんなりのってわかってんだろ？」
わかってるよ。
牽制されてんのかって思ったけど
そんな人じゃない。
わかってる。
「ってかおまえはどうなんだよ」
「そこ？今そこなの？ほんとバカ」
オレには充分そこなんだよバカ。
おまえはもう始まってんだろ？
だとしたら、やっぱり、オレにはおまえの方が先なんだよリョウガ………。
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myu(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさんども(^^)ね、あらら(笑)でもそこはヌナ！ではないかと(笑)んー？めんどくさい希望？( *´艸｀)お顔見せてくれてありがとぉ〜(*´∀｀) (2017年11月9日 20時) (
レス) id: b3d79b38ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あらら。全員ってことはあーんなお兄さんやこーんなお兄さんもってことね。めんどくさいことにならなきゃいいけど(笑) (2017年11月9日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：myu
| 作成日時：2017年9月14日 23時
