296《KH》 ページ4
【キュヒョン、こっちは大丈夫だ、店変えるから。もう車乗り込んだからあと少し留めておいてくれ。頼んだぞ。オマエも気を付けろよいいな！】
蒼介さんにスマホを返す。
で？みたいな表情の、、えっと、、なんだっけ？
・・・・・・・ああ、、
「ちかさん」
きゃ！って言いながら「はい」って。
「タクシーで来たんですか？」
「はい」
「気を付けて帰って下さいね」
「え？」
「ああ、ボクも移動なので」
「え？だって、、みなさんも、、ぁ」
手を口に当てた。
「ああ、ですね。居たんですけどね、たぶんもう帰ったと思いますよ？」
「え、、、みなさんですか？」
「はい、食事をしただけなので、明日も早いですから」
「え、でもキュヒョンさんは？」
「あ、ボクはまだもう一仕事なんです」
「そうなんですか？」
「はい」
車の中を覗き込む彼女。
「あの方、スタイリストの方ですよね？」
「そうですね。今から彼のお宅にオジャマして雑誌の打ち合わせなんです」
「ご自宅でですか？」
「僕の3歳の娘がご一緒させて頂くので慣れてもらうのに顔合わせも兼ねて泊って頂くんですよ。あ、まだ内緒でお願いしますね」
蒼介さんの言葉にああ、、って納得したのかは分からないけど
「だったら帰る？」とか
「いないのにね」とか
「チャンミンさん達も居ないんですか？」
「と、いうか居たのご存知だったんですね」
「あ、、はい。お話が少し聞こえたもので・・・」
「そうだったんですね。でしたらお誘いすればよかったですね(笑)」
「え！」
「ああ、でも仕事の話もあったんでぇ、、(笑)」
「あ、ですよね」
「キュヒョンくんそろそろ」
「あ、はい。すみません」
「それじゃあ皆さん、送れなくてすみません。失礼します」
蒼介さんの車に乗り込みサイドミラーを見るとこっちを見続ける彼女が見えた。
・
「怖いな、、なんか。。。大丈夫か？あの子？」
「ああ、、なんかちょっとですよね」
「でも東方神起が来たらそっちだったけどな(笑)」
「そんなもんですよ(笑)A曰く、Aがどんなに頑張ってもボク達とはオーラが違うらしいですから(笑)」
真剣な顔をしながら「笑えないけど？」ってオレを見る蒼介さん・・・・・
「・・・・・・・」
「ぷっ(笑)笑えよ。笑うとこだからね。そこが(笑)ｸｸｸ」
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作者名：myu
| 作者ホームページ：https://myu6002mic.exblog.jp/
作成日時：2019年10月26日 17時
