One more glass of Red wine7 (ページ13)

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しっかり腕の中で目を覚ます。

ちょっと動いたらギュって強くなる腕の中。

「・・・(笑)おはよ」

「ん、おはよ。起こしちゃったねｺﾞﾒﾝ」

「もう時間？」

「ん、、もう少し平気だけど私は準備あるから起きたいかな」

「ん、じゃ、オレも起きるっ」

バッ！って私の体ごと起き上がるキュヒョン。

「さ、Aも準備して。シャワー？」

「うん」

「一緒する？」

「しない(笑)」

「ですよね(笑)どーぞ」

ってやっぱりベッドに横になっちゃったキュヒョン。

シャワーから戻るとグッスリで起こすのに少々時間がかかったけど
ちゃんと起きてくれた。

準くんが迎えに来てくれて、ムッとしたキュヒョンだけど
「今夜ちょっと話しよ。今後のオレ達の事。じゃ、あとでね」って抱きしめてくれた。

そう。

急遽キュヒョンとリョウクに韓国の仕事が入って3人の日本での仕事は今日で一旦終わる。

日本のソロの打ち合わせをするジョンウンと明日韓国へ戻るキュヒョンとリョウク。

明後日にはまた戻ってくるキュヒョンとリョウクだけど日帰りで韓国に戻る。

この日本の仕事が終わったら今度はスジュでの活動も忙しくなるから
キュヒョンとゆっくり話が出来るのは今夜。

私は『どうせ帰ってくるならコッチの仕事もしてけ(笑)』って蒼介に言われて
キュヒョン達より少し長い滞在になりそうだった。

その間にトンとの仕事の打ち合わせに参加することにもなっていた。

キュヒョンが言った『今後のオレ達の事』

オレ達ってより主には私の事。

トンの仕事を引き受けたこと
スジュの仕事も引き受けようと考えていること

そのためには事務所との話し合いが必要って事、何よりもう一度契約をしてくれるのかって事。

そしてカナダ行きのこと。

『オレ達』って意味でのことなら、・・・・ん、、でもこれがいちばんだよね。

キュヒョンとの事を事務所に話さなきゃイケない・・・

勝手に話は各所で進んじゃってるけど、そもそもココ。

覚悟は出来てるって言っても不安ばかりで、というより不安しかない。

一度やらかしてる私・・・

あの頃の言葉を借りれば
『日本人のスタイリストが何を勘違いしたのかアーティストに手を出した』だったかな。

・・・・・・

・・・

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