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耳元で「どした？」って意地悪な声が聞こえる。
「うんん」って首を何度も振るとぎゅんって抱きしめられて
耳元で「ｶｸｺﾞｼﾃ」って甘くささやくから少し横を向き視線を合わせると触れたくちびる
一瞬口角を上げてカッコよく色っぽい微笑みを見せてキュヒョンが見下ろすから
ｺｸﾝって息をのむ。
大好きな手が私から離れると指先で髪をかき上げる一連の動作に見入ってしまう・・・
やっぱり何をしていても大好きなキュヒョンの手。
そんな私に気付いたのかニヤって笑って近づくと
さっき自分にしたみたいに私の髪を両手で優しくかき上げた
ぞわぁ、、、、って触られてないところまで感じてしまう。
「ふっ(笑)」って小さく笑ったキュヒョンにそのまま絡み取られた指先は居場所を得たように安心する・・・
なんども達した私はもう限界・・・
「ｷｭ、、ひょﾅ、、、」って見つめると
「ん、ｵﾚﾓ」って微かに聞こえてすくい上げる様に抱きしめられて
突き上げられる快感に身を震わせ整わない呼吸をキュヒョンの肩に押し付ける・・・
「んっ、、、、、(笑)」
そのまま強く触れた。
「つけちゃった(笑)」
「ん。これでオレもAだけのもの(笑)」
「・・・・・・ﾊﾞｶ、」
お見通しでﾊｽﾞｶｼｲじゃん・・・(笑)
言葉にできない気持ちを察してくれるのはあの頃からこと。
あの頃は察してくれたとしても、それを私に示すことはできなかった。
それがキュヒョンと私の距離だった。
でも今は違う。
ちゃんと言葉や態度で示し伝えてくれる。
それがこんなにも温かい気持ちになるなんて知らなかった・・・
欲張りになりすぎなんじゃないかって心配になる。
幸せで・・・
安心で・・・
守ってもらってるんだなって・・・
「なに考えてる？」
私をギュって抱きしめながら・・・
「ん・・・私ね、キュヒョンが好き。本当に大好き」
「・・・そりゃどうも(笑)」
「うん。もうキュヒョンいないとダメかも・・・」
「・・・・・・・」
「キュヒョンいなきゃ生きてけない・・・かも(笑)」
ベッドの中で私を後ろからギュ――って抱きしめてるキュヒョンが静かに言った
「ん、わかった。それでいいよ。ヌナは安心してココにいればいいから」って
触れたくちびるはお互いが先を急ぎ
抱きしめ合って眠りについたのは
外が薄っすら明るくなってからだった・・・
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作者名：myu
| 作者ホームページ：https://myu6002mic.exblog.jp/
作成日時：2019年10月26日 17時
