294《KH》 ページ2
「なぁ〜んだよリョウガ〜〜んなプリプリすんなよ〜〜SJは日頃の行いが悪いんだよ」
「チャンミンなんだよそれ！」
「ああ、SJじゃなくてアイツのな(笑)」
一斉に視線がオレに集まる。
「ば‼、、バカ言ってんな！オレの日頃のどこがだよっ」
「「「「「・・・・・・・・」」」」」
「って！オイ全員で黙るな。しかもヌナまで！ひどくない？」
隣りでクスクス笑いながらスケッチを始めた。
そんなヌナを残してオレも皆の方へ移動する。
・
案の定５分もすると「帰るっ」って立ち上がったからオレも立ち上がる。
「OKでいいってことヌナ？」
少し不安そうなユノヒョンの顔
「ジェジュンと話したい。」
「で？」
っていつになく自信なさげな親友の顔
「そのあと返事するでいいかな？」
「「了解」」ってユノヒョンとチャンミンが声をそろえた。
「じゃぁ帰る。」って部屋を出たAに動き出したオレ
「おい！どこ行くんだよ。お？」
「オレも帰るよ」
「はぁあ？？」
「ってなんだよ！」
「久しぶりに一緒に飲めるのに帰すかよ！」
「韓国帰ったらいつでも付き合うよ。じゃあな」
「ああああ〜〜待て待て。」
ああああ〜〜も〜〜面倒くせぇーーな
機材の中から「忘れ物」って
デモCDを取り出し手渡してくれるチャンミンを抱きしめた。
「相変わらずドジでマジかわいいな」
チッ！ひと言多いんだよ！
「さんきゅ〜」
「帰ってもいいけど、くれぐれもヌナのジャマすんなよ」
「あん？」
「ジャマすんなって言ってんの」
「ジャマじゃなきゃいいんだろ？」
「・・・・・・まぁ、、(笑)」
「ふっ(笑)」
ニヤニヤしたみんなに見送られる。
おっと、、急げ！
あ、居たっ！
タクシーに乗り込む寸前のところ「アホっ」って腕を掴まれた。
「ヘソニヒョン！なにすんだよっ」
「あのね、自覚してください？」
あ、、、、
「ごめん」
「ですよね？大事なんですよね？おまえさ？大丈夫？浮かれすぎじゃない？心配なんですけど？
この２年間でオマエは何を学んだんだよ！オマエはできる子って思ってたけど先が思いやられるわっ！しっかりしろよな。いくら日本だからって考えが甘いんだよ！」
って実は何も考えていなかった。
Aが見えたから追いかけようとした、、だけ。
何も言えやしない・・・
・
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作者名：myu
| 作者ホームページ：https://myu6002mic.exblog.jp/
作成日時：2019年10月26日 17時
