154《KH》 ページ8
「も〜怒らないでよ。」
「怒ってない。続き!」
「ふふ(笑)ん、奏はね全然私になんか興味なくてね、永遠に続く親友って宣言されてた。
んなことあるかってね。男女にそんなのありえないじゃんね。
でも私その言葉で吹っ切れていて色々アプローチしてくれてた湊と付き合い始めたの。
そこまでに1年かかったけどね(笑)」
「湊さんは知ってた?」
「話したよちゃんと。すっごく驚いてたけど、そんな私だよって」
「で?」
「で、湊は、自分と奏は違うからって。私の事を親友だなんて思えないって、双子だから顔が似てるのはどうにもしてあげられないけど、オレ見て辛いかもしれないけど、オレは奏じゃないからって。」
「うん」
「顔が似てるってことで私の心に近づこうなんてズルイかもしれないけどオレにはチャンスだからって」
「うん」
「ひとめぼれなんだよって真剣に気持ち伝えてくれて、ゆっくり向き合ってくれたの」
「・・・・・うん」
やっぱり手ごわい。
って言うか双子ってなんだよ。
「あ、、ねぇ?」
「ん?」
「そのさ、奏さんってさ、、、今どうしてるの?」
「え?」
「あっと、、さ、その、、、連絡とか取ったりしてる?」
「あ〜〜(笑)」
「どうなの」
「ん〜連絡は取ってるよ。取ってるって言うかお互い一方的に連絡事項伝えてる感じ?」
「は?連絡事項何てあるわけ?」
「あ、、お母様がね。湊が居なくなってから不安定で体調がよくないの。」
「あ。。」
「私も本当に可愛がってもらっていたから・・・」
「そうなんだ・・・」
「うん、さっきキュヒョンも言ったけど、ホント複雑なの私の恋愛事情・・・(笑)」
「・・・・・」
「でもね、感謝してるの」
「え?」
「だってそんな私の複雑な恋愛事情、、(笑)、なんかいいね映画のタイトルみたい」
「・・・・・・」
「はいはい真面目にね。」
「だよ」
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作者名:myu | 作成日時:2018年5月20日 18時