One more glass of Red wine4 (ページ38)

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184《KH》ページ38

「ん。でもひとつだけ言っておきたいのは、今のAが居るのは間違いなくキュヒョンくんがいたからってこと。アイツね、強くなった。アイツなりに頑張って仕事理由に少しだけ浮上できた」

「はい、仕事が引き上げてくれたって言ってました」

「うん。でもさオレにはわかっちゃうんだよね・・・
湊が居なくなった時はそれこそ後追うんじゃないかって、友達みんなで代わる代わる見張ってたくらい。とにかくボロボロでさ、でも何もしてやれなくて無力さを実感させられた。

カラ元気とは言わないけどさ、、こいつはいつまでこうしてるんだろうって心配でさ。
で、思いがけず舞い込んだ話に乗っかって荒療治(笑)で韓国へ送り出したけど、やっぱり辛そうでさ。

何度も泣きながら電話してきてリョウク君と一緒にいるのが辛いってね、初めの頃はほぼ毎日、日本に帰りたいって電話口でビービー泣いてさ(笑)」

「そんなことになってたなんて知らなかったです。
オレそばにいたのに・・・泣いてたなんて全然気がつかなかった・・・ダメですねオレ」

「それこそ知られたら、気付かれたらAがダメだろ。
キミたちに心配かけるなんてスタッフとしてダメじゃん。褒めてやってよ」

「はい。ヌナ本当に一生懸命ボク達のためにバリバリ仕事してどんどん認められて、いつも笑顔で楽しそうで輝いてました。うん・・・いつもヌナは輝いてました」

「うん。それはさ、キュヒョン君がそう思うのはアイツがキミの前ではそうしてた、、ってより自然とそうなってたんじゃないかな。」

「・・・・・」

「いつの頃からかめっきり弱音を吐くことがなくなって電話さえしてこなくなって
いつの間にかSMお抱えのトップスタイリストになってたよね。笑えるよ(笑)まったく。
でもそれもアイツらしくてさ、こうって決めたらってヤツだからね(笑)」

「ああ～～(笑)」

「だろぉ？(笑)」

「はい(笑)」

「もちろん、あの頃アイツがキミの話をすることはなかったけど大切な人が出来たんだなって言うのは感じてた。それこそアイツが言わないから聞かなかったけどね(笑)」

「・・・・・・」

「だけどこれからって時に辞めたいって言ってきて、でも日本へは帰らないってマジわがままな奴でさ、しかも理由は聞くなって、、、(笑)ったくな、呆れるだろ？」

それはオレのせい・・・

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