訳あり生徒会 (ページ19)

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油断は大敵ページ19

カーテンの隙間から差し込む光で目を覚ます。

体を起こすと初めて服を着てないことに気がついた。

「ん～」

隣から聞こえて来る声に驚いて体が跳ね上がった。

恐る恐る視線を移すと、僕同様に服を着ていない健人君が気持ち良さそうに

寝ている。まさか、、この展開って、、、

机の上に置いてあるペットボトルを取ろうと手を伸ばすと、案の定、

腰が鋭い痛みに襲われた。

「ギャー」

朝の気持ちの良い静寂を打ち破る程の声で悲鳴を上げる。

「、、な、、何？」

ガバッと健人君が飛び起きる。

「松ちゃん？どした？」

「もしかして、、」

「あぁ、昨日？もちろんやったよ」

やっぱりか、、しまった。完全に油断した。

「覚えてない？松ちゃんめっちゃ可愛かったよ」

「勝利に言ってやる」

「えっ？ちょ、、勝利は、、」

「じゃあ、風磨君」

「いや、それも、、」

「マリ」

「良いよ」

マリ、健人君にめっちゃ馬鹿にされてるぞ？

「、、たく、、あ～、腰痛い」

「抱っこしてあげる」

「勝利～」

「す、、すいませんでした」

取り乱す健人君、面白過ぎ。超楽しいO(≧∇≦)o。

しかし、今日の研修どうしよう。歩くのかなりきついぞ。