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浮気相手4 ページ35

「思い出話?」

「うん」

「朝からですか?」

「良いじゃん、久しぶりに三人で話しよ。あの頃みたいに」

「何の話ですか?」

「とぼけないでよ。明菜居るんでしょ?」

「今は居ませんけど」

「ふーん。じゃあ、寝室開けても良いよね?」

「人のプライベートルームですよ」

「プライベート、ねぇ?人の彼女は寝取ったくせに」

「その話のために来たんですか?」

「まさか、いまさら明菜に未練は無いよ」

「じゃあ、何で?」

「あの子とどんな関係?風磨には妹は居ないはずだよね?

 まさかとは思うけど、男女の関係じゃないよね?

 彼女居るのにそんなことしないよね?」

この人痛いところついてくるな。あの頃と全然性格変わってない。

「そんなこと、があったら何かあるんですか?」

「遠回しに言うのも疲れたな。

 あの子から手を引け。」

「先輩、あいつが良いんですか?

 高校生って恋愛対象に入るんだ。あの頃は年下興味無いって言ってたのに」

「今はそんな話はしてない」

「じゃあ、何の話ですか?」

「お前、ホントめんどくさいな」

「それ、俺からしたら褒め言葉ですよ」

「ハッ、歪んでんな。」

「そうそう、一つ先輩に聞きたいことが」

「何?」

「仕事行かないですか?警察官でしょ」

「安心してよ、風磨のために休み取ったから」

「凄いですね。先輩は。大嫌いな後輩のためにわざわざ仕事休むなんて」

「清々しいほど嫌み上手だな」

「どうも」

「ホントお前嫌いだわ」

「先輩尊敬してますよ。人によって態度変えるところ」

「腹立つ」

「警察官でしょ?言葉遣い気をつけないと」

「お前にだけは言われたくない」

「すいませんね。そこまで俺のこと嫌いですか?」

「嫌いだね。俺を裏切った明菜も。俺から彼女を取ったお前も」

「先輩って明菜としたこと無いでしょ」

「良く知ってるな。あいつと笑ってるのか?」

「まさか。出ておいでよ、明菜」

「相変わらず勘が鋭いね」

寝室のドアが開いて髪はボサボサ、シワになってる服を着た明菜が出て来る。

「久しぶりだな。明菜」

「先輩もずいぶん嫌みが上手いですね」

「お前には勝てねぇよ」

「ハハッ。まぁ、おふざけはここまでで」

明菜を隣に座らせて服をめくると一瞬で先輩の顔が凍りつく。

無理も無い。明菜の身体にはタバコの跡など、明らかな虐待の

酷い跡が残っている。

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作者名:gyuutanlove | 作成日時:2017年5月28日 11時

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