検索窓
今日:8 hit、昨日:10 hit、合計:4,154 hit

幼なじみ10 ページ32

落ち着いて話がしたいな。そう思って街を歩いているとオシャレな喫茶店を見つける。

もう、ここで良いや。幸いなことに店内は空いていて2階のテラス席に案内された。

「ご注文は?」

「アイスコーヒーで」

「烏龍茶」

ハーフの店員さんの姿が見えなくなると健ちゃんが頭を下げた。

「ごめん(。-人-。)」

「良いよ、もう」

「俺、あいつと何一つ変わらないな。情けない」

「あいつって?」

「菊池風磨。あの子のお兄さんを名乗ってる大学生」

一瞬でピンと来た。しかし、健ちゃんと彼が知り合いだとは。

それよりも健ちゃんの言い方が引っ掛かる。まるで目の敵にしてるみたい。

「何があったの?」

「あいつ、、風磨は俺の後輩なんだ。同じサークルで知り合った。」

「それで?」

健ちゃんの悔しそうな顔の意味が分からないし、早く知りたい。

「あぁ、わりぃ。それで俺には彼女が居たんだ。

 その彼女と言うのが今のあいつの彼女なんだ」

「それって、、」

まさか、、嫌な考えが頭を横切る。

「奪われたんだよ、、あいつに」

珍しい声を荒げて机をたたき付けた。

「ごめん、、」

「自分は絶対に風磨みたいにならない。そう誓ったはずなのに」

「、、ねぇ、健ちゃん」

「ん?」

「美咲の彼氏が目を覚ました」

「そっか、、この気持ー」

「俺、絶対に諦めないから。もう逃げない。

 彼氏が居ようが関係ない。美咲を手に入れる。」

「眩しいな。勝利は。それなら俺も負けない」

「今から俺と健ちゃんは従兄弟じゃないよ」

「あぁ、ライバルだろ」

夕日に照らされる健ちゃんの顔は強くてかっこよかった。

浮気相手2→←幼なじみ9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:SexyZone , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:gyuutanlove | 作成日時:2017年5月28日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。