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聡Side ページ26
「ねぇ、ねぇ、聡ちゃん」
「ん?」
「可愛い子居るけど見に行かない?」
「どうでもいいよ。美咲以外興味ない」
「相変わらず彼女一筋だね。まぁ、その子も美咲って名前だけど」
【・_・?】待てよ。このあたりで美咲って、、もしかして、、
「マリ案内して」
「目の色が変わったね。呼んで来る」
よほど俺のリアクションが面白いのか笑いながらマリがスタッフルームから出ていく。
美咲かぁ、今、どうしてるかな。色々と辛い思いしたはずだ。
後、勝利は元気かな。電話してみよう。携帯を出して佐藤勝利とかかれた電話番号を
押すと呼びだし音の後懐かしい声が聞こえてくる。
「聡君?」
「久しぶり」
「お待たせ」
ホントに呼んできたんだ。呆れながらマリに視線を移すと、会いたかった人が居た。
手からスッと携帯が音を立てて床に落ちる。
「聡ちゃん、、聡ちゃん」
マリに体を揺すられて我に返る。後ろで固まってる彼女を抱きしめる。
「聡君」
腕の中で俺の名前を呼ぶ声はあの頃と全く変わって無かった。
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作者名:gyuutanlove | 作成日時:2017年5月28日 11時