幸せの溜め息 ページ8
これ以上真っ赤になれないんじゃないかってくらい
たぶん、今の私の顔はそれくらい真っ赤だ。
びっくりしてキュヒョンを見つめてると。
KH｢こういうとこ｣
そう言って、楽勝とでも言うような笑顔を見せてくるキュヒョン。
｢か…からかってるの？｣
こういうとこってどういうとこ？
私の何が変なの？
私の何を分かったって言うの？
｢私はキュヒョンが分からないよ…！｣
自分でも、ちょっと大きい声を出してしまったのに気づいた。もう夜中だ、落ち着け私…。
ちょっと驚いてるキュヒョン。
｢キュヒョンは私のことが少しでも分かったのに、私はキュヒョンのこと何も知らない。
……そんなのズルい。｣
だって私ばっかり相手に知られて、何だか損してるみたい。
恋愛経験だって少ないから、ただでさえこういう状況でも心臓が保たないのに。
何も答えてくれないから、ちょっと腹立たしさを感じて。
｢もういい…。｣
自分で言って自分で呆れる。
キュヒョンの方が一枚
……いや十枚くらい上手だったから。
｢飲み会戻るの？｣
KH｢うん、一応ね。全員で車で帰るから。｣
｢そっか…。ウンミ先輩は？｣
KH｢ミヌヒョンが送ってるよ、今頃。｣
キュヒョンは、そう言って控えめに笑った。
いつもああやって酔っぱらってミヌさんに送ってもらってるのかな…？
だとしたら至福の時だろうな、ウンミ先輩は。
酔ってるから覚えてないだろうけど。
｢あの…ありがと。｣
KH｢ん。｣
｢気をつけて帰ってね？｣
KH｢分かった。｣
｢今日は沢山ステキなお友達が出来て嬉しかった^^｣
KH｢よかった^^ また来てよ｣
｢うん、ありがとう…｣
遠回しに、今日はキュヒョンに出会えてよかったなー…なんて気持ちも交えたつもりだったんだけどな。
気付かないか…
KH｢じゃ、また｣
｢おやすみなさい…キュヒョン｣
KH｢おやすみ、A｣
最後の名前に妙に少しドキッとした。
一日だけで、こんなにも仲良くなれてしまうものなのかと。
私はキュヒョンの姿が見えなくなるまで、ずっと見送り続けていた。
部屋に入ると、思わず大きな溜め息が出た。
仕事疲れの溜め息でもあるけど……
でも、いつもより少し幸せな溜め息でもあった。
部屋に入ってからもずっと。
キュヒョンが私の脳内を埋め尽くしていた。
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ぴーまん(プロフ) - ぎゅブズさん» ほんとですか(>_<)ありがとうございます!!そんな勿体ないお言葉を…。本当に嬉しいです(泣)ご期待に応えられるように頑張ります^-^ 切ない系は初めてでpq笑 これからも宜しくお願いします(涙) (2014年5月1日 23時) (携帯から) (
レス) id: 9659c62f6b (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅブズ - こんばんは♪
いつも楽しく読ませて頂いております(笑)
切ないですね…(>_<)
でも…誤解であってほしいです…
これからも更新楽しみにしています。
頑張ってください！！ (2014年5月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 3be4257ba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーまん | 作成日時：2014年4月23日 17時
