帰り道 ページ4
「大丈夫です!ひとりで帰れます…。
今日は楽しかったです^^
ありがとうございました!」
皆さんにそう言って、キュヒョンさんにだけは
いろいろな気持ちを込めて深くお辞儀。
初対面の人に送ってもらうなんて申し訳なさすぎて出来ない。
ウンミ先輩は酔ってるし…。
「もう帰っちゃうの〜?」
「また来いよな」
「Aちゃん、またいつでも来てね^^」
イケメンさんたちが口々に優しい言葉をかけてくれて。
JH「Aちゃん、今日はごめんね…。
また来てね^^」
ジヒョンさんの笑顔を見たら何だか安心して。
「こちらこそ、本当にすいませんでした…。楽しかったです^^」
MN「ウンミは任せて(笑)気をつけてね」
「はい^^」
一礼してから居酒屋さんを出た。
友達…と言っていいのか分からないけど、今日だけでお友達が増えた気がして嬉しかった。
断ってしまったキュヒョンさんには申し訳ないけど…。
居酒屋さんを出て、人通りの少ない道をひとり歩く。
「Aさん!」
後ろから名前を呼ぶ声がして振り返ると。
キュヒョンさんが走ってきて、私の隣に来てくれた。
「キュヒョンさん?何で…」
KH「やっぱりひとりで帰らせる訳には……ね?」
座ってたから分からなかったけど、案外背が高い。
だから見上げないと目が合わなくて。
「ごめんなさい…。気を遣わせてしまって。」
KH「ううん。…行こっか^^」
「はい…」
男の人と並んで歩くのって何年ぶりだろう。
きっとキュヒョンさんは彼女が絶えなかったりするのかな。
KH「あの…さ。同い年だし、お互い敬語やめよっか(笑)」
「あ、うん。そうだよね^^」
彼氏じゃないのに、久しぶりの感覚にドキドキしてる私。
KH「A…ってさ、彼氏とかいるの?」
いきなり呼び捨てにされた名前にも、思ってもいなかった質問にもビックリして
「え?」
KH「あ…!ちがっ、そういう意味じゃなくてさ。
あの…さっき泣いちゃったから…男が苦手だったりするのかな?って」
焦ってるキュヒョンさんが少し可愛くて。
呼び捨てにされた名前も、むしろ親しくなれたようで嬉しい。
男性が苦手かもしれない女の子に、男が苦手なの?って聞けちゃうキュヒョンさんの
器用なのか不器用なのか分からない性格が
だんだん見えてきて。
何だか少し近付けた気がした。
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ぴーまん(プロフ) - ぎゅブズさん» ほんとですか(>_<)ありがとうございます!!そんな勿体ないお言葉を…。本当に嬉しいです(泣)ご期待に応えられるように頑張ります^-^ 切ない系は初めてでpq笑 これからも宜しくお願いします(涙) (2014年5月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 9659c62f6b (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅブズ - こんばんは♪
いつも楽しく読ませて頂いております(笑)
切ないですね…(>_<)
でも…誤解であってほしいです…
これからも更新楽しみにしています。
頑張ってください!! (2014年5月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 3be4257ba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーまん | 作成日時:2014年4月23日 17時