久しぶり ページ16
Aside
とりあえず“懺悔の仕事”を終えて自分の部屋に戻った
携帯を見ると、水田さんから連絡が来とった
水田ちゃんと考えようと思う、Aちゃんのこと
…いや
『…ちゃんと考えてへんかったんかい』
自分でもそうやろなって思っとったけど
…正直やな、水田さん
『こういうとこ好きやな…』
…でも、はやくふってほしいって気持ちもある
自分とは、全然違う人
住んどる場所も、
こんなん言われたら…
絶対無いのに期待してまうやんか
『…罪な男やな〜、水田さんは』
大きすぎる独り言を言いながらベッドに寝転んだ
Aよろしくお願いします
…これでえんかな
うまい返しが見つからんくてそれだけ送って
そのまま寝てしまった
＿＿＿
＿＿＿＿＿
あれから一ヶ月……
和牛さんとちょいちょい連絡はとっとったけど
仕事がいっぱいあって
大阪来ることもあんまなくて
あの日以来会えてなかった
『…はぁ〜…』
…まぁ、こんなもんよな
連絡取り合ってるだけで奇跡やもんな
…久しぶりにお酒飲もかな
そう思って1階の優太のバーに行った
優太「お！おつかれ」
『お疲れさま〜……』
ダラダラ歩いて、カウンターに座った
優太「あんま飲みすぎんなよ」
『考えとく』
優太「考えとくってなんやねん笑」
『はぁ〜…疲れた……』
優太「いつものでええやろ？」
『うん、ありがと』
優太がお酒を出してくれた
優太「連絡とってるん？」
『まぁ…うん』
優太「会えてへんの」
『…私なんか、連絡取れてるだけでええねん』
優太「…ふーん」
『…もう一杯』
グラスを優太に渡したところで
カランコロンカラン
喫茶店特有の、ドアを開けたときの音が鳴った
優太がいつもみたいに「いらっしゃいませ」ってお客さんを迎える
そのお客さんが息を切らしながら隣に座った
なんで隣やねんとか思って、席をはずそうとしたら
「Aちゃん…」
『…み、水田さん…』
水「久しぶり」
水田さんも注文して私に座るように促す
水「…こっちで久しぶりに仕事あったから寄ろかなって思って」
笑顔でそう言った
水「良かった〜」
なんで
水「Aちゃんおった笑」
この人は私に期待さすんやろ
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まなか(プロフ) - mimiさん» はじめまして！わかります！めっちゃ紳士っぽいのに不純なとこが好きです←。この作品では不純さはたぶんあんま出てこないんですけどね笑。ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年1月7日 10時) (
レス) id: 25dc032f5d (このIDを非表示/違反報告)
mimi - 川西さんかっこいいですよね~！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年1月6日 23時) (レス) id: e6667f44b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなか | 作成日時：2020年1月1日 23時
