昨日ぶり ページ13
Aside
…あれ？
なんで…私ここに……
『…』
…昨日、水田さんたちと飲んで…
あ、もう記憶ない
「…お、起きた？」
『…なんでおるん』
優太が私の部屋のキッチンで、朝ごはんを作ってくれとる
優太「…昨日のこと覚えてないんか」
これで何回目やって、テーブルにご飯と味噌汁をおいていく
『…すみません』
ベッドから出て、キッチンのテーブルに向かう
『…いただきます』
優太「こら」
『んごっ』
優太に鼻をつままれる
優太「…その前に、俺に言うことは？」
『…ありがと』
優太「ん。食べてええよ」
もう一度、いただきますと言って、ご飯を食べながら、昨日のことを聞く
『…最悪』
優太「…でも、ふたりとも楽しんどったよ？」
『…ほんま？』
優太「…うん。やから、そんな気にすることないと思う」
『…ごめんな、いっつも。迷惑かけて』
優太は、ため息をついて続けた
優太「今更やろ？お前に会ってからずっと迷惑かけられとるわ笑」
『はい…』
優太「…でも、まぁ、俺の今だけの特権でもあるし」
ほどほどにな…と言って部屋を出ていった
ご飯を食べ終わって、いつの間にか追加していた水田さんと川西さんのLINEに連絡を入れる
服に着替えて、叔父さんの喫茶店の手伝いをしに下に降りる
仕事が行き詰まった時とか、叔父さんが忙しい時とか、
…お酒飲んで記憶ない次の日とか……
罪滅ぼしの気持ちでお手伝いをする
『…おはよう、叔父さん』
叔「おはよう、昨日は大変やったみたいやな」
『…まぁ…』
エプロンをつけて、カウンターに座る
『…ブラック…ください』
叔「…ん」
コーヒーを飲んでいると…
叔「いらっしゃいませ」
カランコロンと音がなって、ガチャッとドアが開く音がする
珍しい…
こんな朝早くからお客さんとか
多分、常連さんやろうと思って、振り返らず、そのままコーヒーを飲んどった
「…どうも…」
聞き覚えのある声…
あわてて振り返る
『？？！』
な、なんでっ？！？
叔「あ！君は…えーっと…ほら、最近テレビでとる…」
「ありがとうございます。和牛の川西です」
叔「ああ、そうや。川西くんや笑」
『ちょ…叔父さん、知り合い？』
叔「いや？全く？」
初対面で川西くん…？！？
川「昨日ぶりやね笑」
にこにこしながら、私の隣いい？と目配せして、そこに座る
『昨日は…すみませんでした』
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まなか(プロフ) - mimiさん» はじめまして！わかります！めっちゃ紳士っぽいのに不純なとこが好きです←。この作品では不純さはたぶんあんま出てこないんですけどね笑。ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年1月7日 10時) (
レス) id: 25dc032f5d (このIDを非表示/違反報告)
mimi - 川西さんかっこいいですよね~！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年1月6日 23時) (レス) id: e6667f44b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなか | 作成日時：2020年1月1日 23時
