きゅひょんくんの恋心 (ページ7)

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マンション　‐KH‐ ページ7

彼女が指さしたマンションは僕らの宿舎の向かいのマンション。

KH「え、あそこのマンションですか？」

「…？はい」

KH「あ、そうなんですか。だったらなおさら、送ります。
　
向かいのマンションに住んでるんです」

「あ、そうなんですか？
　
…あそこのマンション、芸能人が住んでるんですか？」

KH「え？」

「いつも、女の子がたくさんいるので…」

KH「あー…、そうみたいですね」

「大変ですね…」

僕がそのアイドルなんだけど、彼女は知らないみたいだ。

彼女をマンションまでおぶって行った。

KH「じゃあ、僕はこれで」

「あのっ、お茶でも飲んでいきませんか??
　
ここまで送ってくれたお礼です！」

帰ろうとした僕の腕をつかんでそういう彼女。

KH「じゃあ、おじゃまします」

「どうぞっ^^」

白を基調とした部屋はとてもキレイだった。

ソファーに座って待っていると、彼女はキッチンから出てきた。

そして、僕を見て笑った。

KH「え？なんですか？」

「帽子とマスク、外さないんですか？」

KH「…ぁ、」

あわてて外すと、彼女がじーっと見てきた。

もしかして、気づかれた？

「わぁ…、イケメンさんですね！」

KH「ぁ、どうも…。笑」