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アイドルさん ページ21
KH「僕はAがいいんだよ？」
そう言って、優しく抱きしめてくれたキュヒョンさん。
お兄ちゃんやお父さん以外に抱きしめられることなんてなかったから、
自然と体がこわばる。
それに気づいたキュヒョンさんがあわてて離れる。
KH「ごめんっ…。嫌だった…？」
「ううん…。キュヒョンさんなら…大丈夫です…」
KH「ゆっくりでいいよ。
僕はいつまでもAのそばにいるから」
「はい…^^」
KH「Aにまだ言ってないことがあって…。
僕はアイドルなんだ」
「アイ…ド…ル？」
KH「うん。SUPER JUNIORっていう、アイドルグループ。
向かいのマンションは僕らの宿舎なんだよ」
「えっ、あの、アイドルさんだったんですか？
だったらなおさら、私なんかで本当にいいんですか？」
KH「言ったでしょ？僕はAがいいの！
それと、“私なんか”って言わないで？
Aは可愛いんだから、自信持っていいんだよ？」
「はい…」
KH「あ、それと、敬語は禁止ね？
僕のこともキュヒョンって呼んでね」
「いいんですか？私の方が年下なのに」
KH「韓国では恋人同士は呼び捨てが普通なんだよ」
これが嘘だと気づくのはずーっと後のこと。笑
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作者名：ぎゅあ | 作成日時：2014年7月29日 22時
