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「ふぅ…」

溜息をついて空を見上げる。

いつまでも真っ暗なこの世界は一生明るくなる予定がないみたいだった。

「…いい加減、ママが見たっていう太陽が見たいなぁ。」

片眉を下げて視線を落とす。
私の下に影が作られたということは一生なくて。

ままもぱぱも私を見捨た。
でも私はままとぱぱが大好き。

「まま、会いたいよぉ。」

それでも、まだ。


諦めちゃ、だめ。


呪いの様に叫び、
地獄の中でむせび泣く。

「きょうも、がんばらなきゃね、私。」

何を頑張っても意味はないのに。


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作者名:零卆. | 作成日時:2021年4月16日 17時

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