white day �機�EH ページ39
「ヒョクが倒れた」とドンへさんから連絡を受けて、宿舎を訪れるまで…何も戸惑いは無かった。
あんなにも、彼の存在を消そうとしていたはずなのに。
結局、何も変わっていなかったんだって…自分自身の取った行動で、実感させられてしまった。
数時間、ヒョクの寝顔を見つめていた。
手を伸ばす距離にいるのに、彼に触れることが出来なくて。
今まで長い時間、一緒に過ごしてきたけど…この１ヵ月、まともに連絡も取らなかった。
でも、彼の存在はいつも私に着いて回って。
雑踏の中でも、ウニョクの映像や声に気付いてしまう自分が憎かった。
‐話がしたい。会ってくれるまで、待ってる。‐
夜勤を終えて、眠り、目を覚ましたらヒョクからメッセージが来ていて。
時間を確認すれば、送信されたのは３０分ほど前で。
思考も定まらないまま、足は玄関に向いていた。
ドアノブに手をかけたところで、立ち止まる。
私はどういう顔をして、彼に逢ったらいいんだろう。
そっとスコープを覗くと、壁にもたれかかるヒョクが居て。
うつむいているから、ここから表情は計り知れなくて…。
胸が、ぎゅっと締め付けられる。
もう「幼馴染」ではいられない…
それが、私の選んだ答え
もしかしたら、これが最後になるかもしれない
そう覚悟して、私はこの扉を開いた…。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
- EH side -
今まで気にも留めていなかったけど、女の子の部屋の前で待つのは何だか緊張して…。
落ち着きなく、周囲を確認してからインターフォンを押した。
あの日のように、インターフォンを鳴らしても返答は無いけど。
今日は、帰らないと決めていたから。
‐会ってくれるまで、待ってる。‐
そうメッセージを送って、部屋の前の壁にもたれかかる。
瞼を閉じれば、Aとの想い出が、ふっと浮かんで次々に場面が切り替わる。
いつもAは俺のことを気にかけて、いつも心配そうに見つめていて。
俺が答えれば、嬉しそうに笑う。
どの場面も、Aの笑顔で締めくくられていた。
「ガチャッ。」
扉が開く音が聞こえて、顔を上げれば、少しだけ開いた扉から見慣れた顔が見えて…。
その瞬間、身体が動いていた。
『…ヒョク？』
今まで聴いたことの無い距離で、俺の名前を呼ぶ声が聞こえて。
ハッと我に返ると、Aをきつく抱きしめていることに気付く。
急に恥ずかしさが込み上げて、Aの肩を持って引き離していた。
white day �供�EH→←☆作者より From 紫桜雲
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ひかり - ありがとうございます最高ですね (2017年4月21日 22時) (
レス) id: 9357d51102 (このIDを非表示/違反報告)
まさ(プロフ) - Ribbonさん» お返事遅くなりました！すみません！ちょっとしたファンタジーでも楽しんでいただきありがとうございます(*^_^*) (2017年4月3日 13時) (レス) id: c6ca0d39c1 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - Ribbonさん» キュンとしてもらえて嬉しいです(//∇//)兄さんっぽいホワイトデー楽しんでいただけましたか？いつもコメントありがとうございますm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2017年3月25日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - Ribbonさん» ありがとうごさいます。こんな形で書くのは初めてでしたが、私の妄想を詰め込みました。読者様からのコメントはとても励みになります。 (2017年3月24日 22時) (レス) id: e5c28024d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - Ribbonさん» 大変お待たせしました。読んでいただいてありがとうございます。私の考えていたものと少しリンクしたところがあってちょっとドキっとしました(笑)しばらくは私の妄想と想像と思い出で書いていかなきゃなと思ってます。 (2017年3月24日 12時) (レス) id: 2e70513f2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音・まさ・紫桜雲・yumika0404・向日葵・ゆきゅ x他4人 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/non-m-h-e0128/
作成日時：2017年2月15日 7時
