SUPER JUNIOR に愛を注ぐSTORY**ホワイトデーはきみと・・・**

ホワイトデーは君に １０ HC ページ23

HC『お願いしまーす！』

『はーい！』

HC『黒霧水割り、二階堂のお湯割り、カシスオレンジ、3卓様です！』

『はい！』


ヒチョルが作ったドリンクをホールの子が運んでいく


『もう完璧だなー。先輩(A)より覚えが早いぞ(笑)』

『明日にはホールデビュー出来そうやね』


店長とオーナーが調理しながら言う


分かっとるわ。うちは覚えが遅かったことくらい


HC『ドリンカー結構楽しいです』


うち飲み放題じゃなかったら楽しい方やな



ｶﾞﾗｯ、ﾊﾟﾀﾝ



HC『いらっしゃいませー！』

『『『いらっしゃいませー！』』』


1人の客が入ってきた


あ、この人、ヒチョル狙いの女の客か


『こちら本日の突き出しです。先にドリンクの注文を伺います』

『ウーロンハイを』

『かしこまりました。ウーロンハイ一つお願いします』

『『『ありがとうございまーす！』』』


カウンター席の客にそそくさとウーロンハイを作りホールに頼らず渡しに行くヒチョル

この店では余裕がある場合、ホールの子に頼まずドリンカー自らカウンター席の客に渡す決まりがある


HC『前から失礼します。ウーロンハイです』

『ありがと♪』

A『…』


化粧の濃いこの女の客

毎回客の立場を利用してグラス受ける時ヒチョルの綺麗な手を触りやがって

ヒチョルはホストちゃうんやぞ


A『…あっ！』



ｶﾞｼｬｰﾝ!!



A『失礼しましたー！』

『『『失礼しましたー！』』』

A『すみません、裏行って箒と塵取持ってきます』

『気をつけろよ』

A『すみません』


しゃーないやんか。ツルッと手滑ったんやから

ムカつくあのクソ店長。気に食わないからって睨みやがって





HC『…』

『あーいい、いい。触らなくて。あいつが片付けるから。ヒチョル君は仕事して』

HC『はい…』





箒と塵取を取ってきて落としたグラスと皿を掃いて片付ける


A『…』


うちは一体、何をしとんやろ…

何が楽しいんやろ…


HC『…』








『休憩入っていいぞ』

A『はい。休憩入りまーす！』


まかないを持ってスタッフルームに入る


うちが戻ったらヒチョルが休憩かな



『おい、飯食いながらでも聞けよ』

A『はい』


なんで店長も入ってくんねん


『なぁ、お前やる気あんのか？』

A『え、やる気ありますけど』

『顔に出てんだけど。そんなにこの仕事嫌か？』

A『嫌ではないです』

『じゃあもっと愛想よくやれ。ホールの子もお前の親戚のヒチョル君も愛想よくやってんだ』

A『すみません』


やからうちは最初仕込みで入ったのに…

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