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「…お父さんに何を言われても、絵名ちゃんは画家になれるよ。それに、私も支えるから…」
ぶち
その言葉は、東雲絵名にとって地雷であった。
堪忍袋の緒が切れたとでも言うのだろうか。絵名の中で、抑え込んでいたものが爆発した。
安全圏のように部屋の外で棒立ちしているAを引きずり込み、体重をかけて押し倒す。そして、精一杯の力でAを殴った。
「私が落ちた高校通って楽しい？」
「……」
「支えるとか、私の絵が好きとか適当言って、そうやって私をからかうの楽しいって、聞いてんの」
「……」
「馬鹿にしやがって…！」
一発。また一発。歯を食いしばって、悔しげに睨みつけて。
Aを殴り続ける絵名の瞳に光は宿っていない。ネイルでケアしている爪がぼろぼろになっても、怒りのままAに襲いかかる絵名は、まるで獣を思わせる気迫だ。
一方、Aは、不思議なほどに暴力に抵抗しない。恐怖で抵抗出来ないのか諦めているのか、また他の理由があるのかは定かではないが、人形のようにぴくりとも動かないのは、痛みと恐怖で泣き叫んでいるよりも不気味である。気の済むまで殴ってくださいと言っているようなものだ。
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あきまる(プロフ) - ょむむむさん» コメントありがとうございます！このえななんは私も気に入ってます💕💕 (9月20日 20時) (
レス) id: ed0e33f0ac (このIDを非表示/違反報告)
ょむむむ - えななんが最高にえななんらしくて好き！！かわいい💕更新頑張ってください！ (9月20日 20時) (レス) id: 946b79f9ed (このIDを非表示/違反報告)
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