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ただ、なんとなく、私が火を消す意味がわかった気がして。
「早くしないと、ろうが溶けてしまうよ」
「…類、もしかしたらこんな意味もあるかもよ。命の灯火って言うでしょ、それを消しちゃうの。誕生日は命日！なんてね」
じゃあ行くよーと息を吹こうとしたら、その前に手であおいで消されてしまった。
「あー！！類サイテー！！」
私がそう言っても気にもせず、さっさと立ち上がって電気をつけに行く。なんて非情なやつ。
「本当に、やめてくれないか。そういうことを平気で言うのは」
やっと口を開いた類は、半笑いでそう言った。半分でも笑って言うにはあまりにも悲痛な声色で。
そんな気持ちを押し付けているのは私なのに、未だケラケラ笑える自分に失望した。そっと首筋を撫でる。若干青く残っているその場所は、最近できたものだった。
「ごめんって。お詫びにケーキ食べていいよ！てか、類のために用意したものだから、受け取って」
「……ありがとう」
一口また一口ケーキを頬張る口を、ずっと眺めていたいなんて、柄じゃない。そんなことは私が一番わかってる。
私は問う。
「美味しい？」
彼は返す。
「美味しいよ」
「あっそ」
返答に興味が一ミリもわかなかったから、こりゃ救いがないやって、さっさと諦めらめた。でも、ケーキを食べ終わるまでは付き合ってあげるから、まだいい方だよね。
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あきまる(プロフ) - ょむむむさん» コメントありがとうございます！このえななんは私も気に入ってます💕💕 (9月20日 20時) (
レス) id: ed0e33f0ac (このIDを非表示/違反報告)
ょむむむ - えななんが最高にえななんらしくて好き！！かわいい💕更新頑張ってください！ (9月20日 20時) (レス) id: 946b79f9ed (このIDを非表示/違反報告)
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