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「フフフ、なにをしているのかな」
「なんでなにかしてるって分かるの」
「キミのことさ。逆になにもしていないなんてあり得ないだろう？」
類は私に妙な形の信頼があるらしい。
暗闇でも目が利くのかそれともただの勘なのか、こういうところで気色悪い。
カチッと音が鳴る。点火したライターから火が移って、ろうそくのさきで光る一点があまりにも幻想的だった。
早くしないとろうが溶けてしまうのは分かっているけれど、この幻想的な光に溺れていたい気持ちが勝ってしまって、どうにも消しづらい。
「なんで誕生日ってろうそくの火を消すんだろうね」
「いつも突然なキミらしい疑問だ。意味合いとしては願いを叶える、または邪気をはらうといったものだよ」
「ふーん」
だったら私が消す必要ってないんじゃないか、と思う。叶えたい立派な願いもないし、悪霊に憑かれているわけでもない。何度考えても消す意味がわからない。ろうそくの本数を一本にしたのも、これ以上年齢とか考えたくないからだし。こんな人間にろうそくの火を消す意味はあるのだろうか、価値はあるのだろうか。
ここまで考えてやめた。たかだかろうそく一本になにを考えているんだろう。自分が馬鹿らしくなった。
そもそも人類全員そんなに考えてろうそくの火を消していないだろうし！こういうのは、そう、フィーリングってやつだフィーリング！
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あきまる(プロフ) - ょむむむさん» コメントありがとうございます！このえななんは私も気に入ってます💕💕 (9月20日 20時) (
レス) id: ed0e33f0ac (このIDを非表示/違反報告)
ょむむむ - えななんが最高にえななんらしくて好き！！かわいい💕更新頑張ってください！ (9月20日 20時) (レス) id: 946b79f9ed (このIDを非表示/違反報告)
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