31 轟side ページ32
あの後彼女とのデートも
「なあ、轟。楓士雄と司に彼女助けてもらったんだって？」
「それがどうした？」
「楓士雄と彼女が握手するのやめさせてたって司から聞いたぞ」
「普通だろ」
辻と芝マンは交互に話しかけてきた、俺としては気に食わないから当たり前のことをしているだけなのに何故こうも一々聞かれるのか。
「ほんと溺愛してんなあ」
「だな」
「……溺愛？」
「…やっぱり無自覚か」
辻にそう言われると、本を読む手を止めた。俺がAを溺愛……と頬に手を添えて考え始める。全くそのつもりは無かったのだが、人から言われると実際そう見えるんだろう。そう会話している内に、迎えに行く時間になり、辻と芝マンに別れを告げて、彼女の学校へ。
向かう間も俺の頭の中では、溺愛という言葉がぐるぐると巡っている。着いてから女子生徒に話し掛けられるものの、無視し、彼女を待った。
『お待たせ、洋介。今日は着いたとか連絡無いから居ないかと思ってた』
「悪い、してなかったか。今度からするわ」
彼女が小走りで駆け寄ってきてそう言うので、思わずスマホを取り出して確認してみたが、勿論送った形跡はなかった。
『うん、ありがとう。ところで今日このあと、予定何も無い？』
「何も無いけど、どうした？」
『私の家で映画見ていかない？』
「ん、いいよ」
『やった、ありがとう』
歩きながら、今日あった出来事を聞いていたらあっという間に彼女の家に着いた。中に入るのは、寝ている彼女を運んだ時以来だ。彼女は制服がシワになるからと、部屋着に着替えてきた。二人でソファに腰掛けて見たい映画を選ぶ。
『色々あるなあ、どれにしよう』
彼女が真剣に選んでいる可愛い横顔をまじまじとみていると、彼女が視線に気づいたのか、俺を見てきた。
『洋介？私の顔に何かついてる？』
「……俺ってAのこと溺愛してるらしい」
『えっ、急にどうしたの……？誰かにそう言われ…！？』
彼女は突然の俺の発言に驚いたのか目を見開かせて、瞬きをした。そして彼女が言い終わる前に、彼女の手を引き近くに寄せ、軽く持ち上げれば俺の膝の上に座らせて、向き合う体勢にさせた。
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可愛。(プロフ) - 小松ミナさん» どういたしまして´`*！ (2022年10月24日 18時) (
レス) id: fdd7cf983f (このIDを非表示/違反報告)
小松ミナ(プロフ) - ありがとうございます。またチャレンジしてきます！ (2022年10月24日 17時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
可愛。(プロフ) - 小松ミナさん» それは良かったです´`*はい、プロフコピーで大丈夫かと！念の為検索できるか確認してきたので、大丈夫だと思います！◎ (2022年10月24日 16時) (レス) id: fdd7cf983f (このIDを非表示/違反報告)
小松ミナ(プロフ) - ハイ(//∇//)しかもまたお話更新で、朝から気持ち上がりました⤴︎ありがとうございます♡あと、Twitterお邪魔したいのですが見当らなくて…プロフ記載をコピーで大丈夫ですか？そちらの洋介さんも読みたくて(๑˃̵ᴗ˂̵) (2022年10月24日 6時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
可愛。(プロフ) - 小松ミナさん» 確かに、こんな助けられ方するならいいですよね´`*最初は村山さんに全て助けてもらおうと思ったんですが、ここは轟に助けてもらった方がいいかなとおもってそうしました！そして村山さんには受け止めてもらう係になってもらいました、ときめきますよね❀. (2022年10月24日 0時) (レス) id: fdd7cf983f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：可愛。 | 作成日時：2022年9月29日 14時
