美容室に行きましょうwithマサイ２ ページ11
美容室に着くと、マサイの高校の同級生だという店員さんが出迎えてくれた。
マ「今日はこの子ね」
「え?マサイも切るんじゃないの?」
マ「俺は切らねーよ」
「え!嘘つきーー!」
店員さんは、仲いいんだね、と笑って言った。
どういう髪型にする?と聞かれたので、気分転換に思い切って、ショートカットで!と言おうとしたら、マサイにさえぎられた。
マ「セミロング」
「いや、ショートカッ……マ「セミロングにするよな?」
耳元で呟かれて、びくんっと体が跳ねる。
(マ、マサイのＳが出てる……!)
「セ、セミロングで……」
気づいたらそう呟いていた。
マ「よくできました。じゃ、よろしく」
マサイはそう言うと、窓際のソファーに座ってスマホを触り始めた。
行こうか、と言われて頷くと、奥の方に連れてかれた。
髪の毛を洗い終わって乾かしているとき、店員さんが話しかけてくれた。
「俺、マサイの高校の同級生で鈴木っていうんだ、よろしくね」
「あ、はい。よろしくお願いします」
鈴「マサイはAちゃんのことが大好きみたいだね」
「え?」
鈴「マサイとはよく会うけど、いつもAちゃんの話するからさ。それに、知ってる?」
「……?」
鈴「マサイの好きな女の子の髪型、セミロングなんだよ」
「え⁉そうなんですか⁉」
鈴「うん。Aちゃん、相当気にいられてるみたいだね(笑)」
鈴木さんは笑いながら言うと、じゃあ次、カット入りまーす!と言って、はさみを取り出した。
セミロングになった私を見て、マサイは嬉しそうに、いいんじゃね?と言った。
(ほんとにセミロングが好きなんだな……(笑))
帰り道。歩きながら。
「マサイって私のこと好きなの?」
マ「……は?」
「……や、やっぱいい」
そう言ってまた歩く速度を速めたら、ふいにぐいっと手を引かれて、気づいたらマサイの腕の中だった。
だ、抱きしめられてる……!
マ「……好きか嫌いか、どっちだと思う?」
「ぜっ、絶対好き!!」
強がってそう言うとマサイは、ハッと笑って私から離れると。
マ「……嫌い」
そう言って私の頭を優しく撫でた。
それじゃ、ほんとに嫌いなのか分かんないよ。
キレそうだった。
終
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彩花(プロフ) - 控えめなピンクも好きです！ (2018年3月27日 3時) (
レス) id: a656fafccc (このIDを非表示/違反報告)
乃蒼(プロフ) - 余裕があるときでいいので、ザカオさんとお昼寝？みたいな感じのお願いできますか？ (2018年3月27日 0時) (レス) id: 8451dca9cd (このIDを非表示/違反報告)
ミカン(プロフ) - リクエストお願いします！もしも夢主が幼児化したらっていうのお願いします！ (2018年3月26日 22時) (レス) id: e0582b697e (このIDを非表示/違反報告)
ユーニャ - リクエストお願いします！シルクとザカオに奪い合いのものお願いします！ (2018年3月26日 16時) (レス) id: a5a3449502 (このIDを非表示/違反報告)
ガーネット(プロフ) - あの、これってＲ18じゃないですかね？ (2018年3月26日 1時) (レス) id: 1235f7b407 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫の大村 | 作成日時：2018年3月19日 0時
