世界が滅んだのでこっちで中将やってます。【ワンピース】 (ページ4)

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3-4. 風呂での邂逅ページ4

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「ふあ～～～…クザン、ありがとう。迎えに来てくれて」

「…まあ、それが仕事だからなァ」

「ん。…ありがと」

お湯につかりながら、気の抜けた声をだす。
書類はハルトに託したし、龍さんにも確認してもらったので大丈夫だろう。

まあそんなことより…

「これは間違い何かの間違いなんでクザぁ×☆＊○/°#無理無理無理無理ひぇぁ腹筋…スタイル…むり…好き…見たら死ぬ見たらしぬ見たらシヌ」

ぶつぶつと呟き続ける龍さんを横目に見る。
チャコに電話をかけたはずが、クザンが迎えに来てしまったのでこうなった。

半目になりつつ、腕にしがみつく龍さんに声をかける。入るまでは思春期の女の子が云々言ってたくせに…

「龍さん…それ毎回なるん？ちょっとめんどくさいんやけど放っといていいかな…」

「いやだ放っとかないでむりなのホントにせめて俺の肉壁になって…」

「肉壁て…」

「…なんじゃあクザン、そいつらは」

「え」

「はぁ？！」

「あ？あー、お疲れ。そっちから話しかけてくるなんて珍しいね」

思わず声が漏れる。龍さんは躊躇いもなくそれが誰かを悟って中指を立てた。俺の陰で。やめい。

幾分か、記憶にある声より高い気がする。そろりと顔をあげると、そこに居たのはやはり、海軍中将サカズキ本人だった。

「おどれの新しい部下けぇ？…ロシナンテをセンゴクさんから貰うたんか」

「あ、いえ、俺はコルと申します。特募枠で、えと、この度中将に就かせて頂くことになりました」

よろしくお願いしますと、多少もたつきながら礼をする。

…

……

………あれ…沈黙長くない？

風呂に入っているのにもかかわらず、冷や汗が背筋を伝う。

「…そうか。まあ精々気張れや」

「！！っはい！」

ガバッと顔をあげて、後ろ姿を見送りながら目を瞬かせた。

え、ちょま…ちょ…待って。

「めっ…ちゃ優しいやん…！」

「天誅」

「ぃてっ！何で？！」

「お前な～！今優しくても将来必ずやるんだからな？！」

「クザン過激派…」

「何の話よ」

「イエ、ナンデモ」

片言になった龍さんを小突く。

クザンは微妙な顔をしながら口を開いた。

「まあ、お前ら特募にしては礼儀正しいしなァ。実力も伴ってるし、アイツからすりゃ好印象なんじゃない？」

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