世界が滅んだのでこっちで中将やってます。【ワンピース】 (ページ3)

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3-3. 新部署設立?! ページ3

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「ふー、終わった…」

トントンと、書類の角を揃える。

まあまあの厚さになったそれを見て、思わず苦笑いが溢れた。夏休みの宿題を1日で終わらせた気分やわ…

もう外は暗くなっていて、時計を見ると6時を回っていた。

この時間やと、もう飯食ってるとこかな…

特募の一日は俺が地球にいた頃よりもよっぽど健康的である。ほんまに。
4時半に起きて10時には寝るから。早寝早起きやから。ヤバくない？

「お疲れさん、ハルトには連絡しといたぞ。多分もう少しで取りに来るだろ。

風呂の連絡も入れといたから、取り敢えず今日は大浴場使わせてもらおうぜ」

「ありがとうございます…ちなみに、どっちに電話したんですか？」

「な、ななな何がだよ？！」

「だって、事情知ってるのチャコとクザンだけじゃないですか！で？クザンにはかけられたんですかぁ？」

まあ、先述した通り扉には"外から"鍵がかかっている。出ることなんてできないし、海楼石だから触れるのもまずNG。

だからお風呂や、ご飯を食べに行く時なんかは中将以上の事情を知る者。チャコかクザン(ガープさんも可)の同行が必要なのだ。

「仕事で疲れた！クザンを！呼び出せる訳ないだろ！！大将の方だよ！！」

「まあそうですよねえ…。あ、とりあえず此処ではクザン中将って呼んでくださいね？じゃないと…ほら、周りの目が」

「んん…すまん…」

相変わらずハァハァ言っている電伝虫、もとい池崎さんを指差して言う。

何でこの子はこんな興奮してんの…。

パラパラと書類を捲りながら軽く読み返す。
ん？雑やって？いや、チェック済みの書類やからいいのいいの。

提出するのは、中将就任における要項。"新部署"設立における要項の二つ。
普通の人はこんなんいらんやろうけど、俺はほら…中将になった経緯がアレやから。

「そういえば、アレ読みました？今後の活動内容云々ってやつ」

「読んだ読んだ。場所とかも確認しといたぜ」

「え"、確認事項なんてありましたっけ…」

「ばっかお前！今後ヘルプが必要になりそうなとことか、そんなのは先に調べとくんだよ！初動が大切なんだからな？！」

「はー…さすが社会人…」

新部署・"処理班"

任務に失敗した隊の後を引き継ぎ、成功へと導く。

もし変えられなけりゃこっちの所為。

責任を押し付けて辞めさせやすく、なおかつ普通の任務はこなさないため情報は回りにくい。

俺にぴったりの、仕事。

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