an balance ≠ JK . (ページ7)

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公園内は人の気配がなくて

寒すぎる。

とりあえずベンチに座って

「あのジョングクくん」

無言に耐えられなくなって口を開く

白い息は直ぐにジョングクくんのものと絡まる

『グクが良いんだけど』

「んぇ？」

あ、まずいびっくりして変な声が出る

『ジョングクじゃなくてグク』

「グクく、ん」

『呼び捨て』

と言う彼の頬は何故か紅く染まっていて

「、…グク」

よく出来ましたなんて辞めてよ私そういうのに慣れてない

頭を撫でられる事も、優しく微笑みかけられる事にも

『なんで泣いてんのA』

「、え？」

彼が撫でた頬を同じように撫でると

キラキラと輝く涙が零れ落ちて

「なんでもないっ、」

瞬時に見られてるのが恥ずかしくなって顔を背ける

でも直ぐに目の前には彼の綺麗な顔

『辛かったよな？1人で耐えてよく頑張ったよな？』

そうだよ、私は誰かに頑張ったって言って欲しかった

そうやって今みたいに、誰かに抱き締めてもらいたかったの

「ぐっく、っﾋｸ」

『大丈夫だよ、俺がいるから』

彼のそんな言葉に甘えて堕ちていった私が

そんなあの日の私が憎くてたまらない。

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