【d!】異世界から来てしまった

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ショッピ
「どうして…何も言ってくださらないんですか…！
おれ、悪い子でしたか…？
捨てないで、すてないでください…
おれは…アヤさんの為なら…なんだって…」

「ごめんね
ちょっとだけ城の外に出てたんだ
皆が暮らすこの国を見たくてさ」

ショッピ
「なんで、誰にも言わんのですか」

「…皆着いていくって言いそうだったから」


間違ってないですけど…と、すりつきながら言うショッピ



ショッピ
「置いていかないで…
せめて一言欲しいです…強欲なのは分かってます
けど…待てと言われたら迎えに来てくださるまで…待ちますから…

どうか何も言わずに消えないで…」

「ごめんね、ショッピ
よしよし…このままゾムとシャオロンが居るらしい総統室に行くから…
後で甘えにおいで」

ショッピ
「ッ…俺も…！」

「傷、手当てしてもらいな」



気まずそうな顔をするのと同時に
また不安に揺れた瞳が見えた


「大丈夫だよ、嫌いになったりしてない
ただ、どちらも心配だからね

おいで、待ってるから」


それだけ言って、ショッピから離れて医務室を出る
付近にいた二人に説明すれば、二人は了承した


鬱
「あぁ…呼び捨てとかでかまへんよ」

「ぇ…はい」

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