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確か昨日、夜食を買ってきた三崎に起こされて…。
涼介「…ん、あれ?タイマーしたはずだったんだけどな…?」
ボソッと言った声も漏れなく拾う三崎はきっと地獄耳。
三崎「ずーっと鳴りっぱなしでしたからね?(笑)
ほんとびっくりさせないでください。」
そう。ものすごい形相で俺を起こす三崎に
救急で夜間やってる病院探します、って言われて
今大事な時だから病院とか困るっつって、
自宅まで運んでもらったんだった。
自分の体調すら管理できないだなんて、
会長や幹部、社員や、株主に知れ渡れば信頼も揺らぐ。
就任して早々、そんな失態してたまるかよ。
涼介「それは悪かったよ。
迷惑かけてごめんな?」
三崎「…っ///
…悪いと思うならちゃんと体を休めてくださいね?」
帰れって言ってたけど、
こいつがいてくれてよかった。
ピピピ…
涼介「……熱、ないわ。」
この程度ならまだ大丈夫……と思ったんだけど、
三崎「あれ、本当ですか?
見せてください……って、
38.4℃もあるじゃないですか!
今日はもうおとなしく休んでください。」
起き上がって着替えようとしたところを
無理やり連れ戻されて強引にベッドに縫い付けられた。
涼介「…俺、休んでる暇なんてねーんだけど?」
やりたいことだって、やらなきゃいけないことだって
山積みになってるし。
あー、昨日筋トレもランニングも出来てねー。
三崎「そう思うなら尚更。
今無理して倒れでもしたら次は本当に救急車呼びますよ?
入院なんてことになったら当分仕事できませんからね!?」
涼介「うっ……でもさぁ、」
三崎「でも も だって も聞き入れません。
今日は安静にしといて下さい。」
涼介「………はーい…。」
今日のところは三崎に勝てそうにない。
自己管理出来てねー自分の責任だ。完全に俺が悪い。
三崎「じゃあ私は一度帰りますね、
買い物して夕方また来ます。」
食欲はあるか、何が好きか、
アレルギーや嫌いなものはあるか、
事細かく聞かれて、
食欲はそれほどないけど食わねーと治んねーし、
もう主導権は彼女。
デザートにいちごが食べたい、とだけ1つお願いして
彼女を見送った。
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ほしの(プロフ) - さちさん» さちさんこんにちは*応援、ありがとうございます。1番だなんて…私にはもったいない…すごく嬉しいです…っ! (2019年1月22日 18時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - このお話大好きです!今まで見てきたお話の中で1番好きです!これからも応援してます! (2019年1月15日 21時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - そうなんですか!教えて下さりありがとうございます!秒で見ます! (2018年5月31日 18時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
ほしの(プロフ) - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» じつは、続きを連載中です|ω・`)ちらっ リンクしてなくてすみません、、、!*キミの担当社員 という作品が続編になっているのでお時間があれば覗いてみてください…! (2018年5月30日 19時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - すっごく面白かったです!最後の書き方が良すぎて続きが見たくなります笑 (2018年5月30日 16時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしの | 作成日時:2017年1月24日 10時